コーポレート企画部が挑む、AI活用によるデータドリブン経営の進化

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こんにちは、LINEヤフーコミュニケーションズ広報の宝です。

LINEヤフーコミュニケーションズには、日々進化するテクノロジーとともに未来の「当たり前」を創り出すべく、挑戦と変革を続ける部署が多数あります。
今回は、その中でも「コーポレート企画部」に焦点をあて、データとAIを活用しながら会社の持続的成長を支える経営管理の最前線をご紹介します。
経営の意思決定を裏側から支える彼らが描く未来、具体的なAI活用の取り組み、そしてその本質的な意義について、岡さんと木本さんに伺いました。

プロフィールスライド

経営管理の2つの柱とは

― コーポレート企画部の業務内容を教えてください。

岡: 私たちの業務は大きく2つの柱で構成されています。ひとつは「経営管理」、もうひとつは「業務や組織の見える化」です。
「経営管理」は、会社の持続的な成長を支えるために、人・モノ・カネといった経営資源をどう配分するかを考え、経営層の意思決定を支援する役割です。具体的には、年間計画や中期経営計画の策定、業績分析などを通じて、企業の方向性を描いていきます。
もう一方の「業務や組織の見える化」は、その経営管理を的確に行うための情報基盤を整えることです。各部署の業績や経営資源の状況をリアルタイムで把握・共有できるように、情報を整理・可視化しています。

木本:私たちはデータを見やすくまとめる分析ツールを使い、 各部署にレポートやダッシュボードを提供しています。ただ、単に数字を並べるだけで終わらせることはありません。
最も大切にしているのは、「で、どうするか?」という視点です。たとえばKPIが未達の場合、「なぜそうなったのか」「どうすれば改善できるか」といった背景を深掘りし、関係する部署と一緒に次のアクションを考えます。数字に意味を与えることで、組織の行動が変わる。経営管理を「考えるための材料」ではなく、「行動につなげるプロセス」に変えることが、私たちの目指す姿です。会社が持続的に成長するためにも、この姿勢は欠かせないと思っています。

集合写真
 コーポレート企画部は少数精鋭ながらも、一人ひとりがオーナーシップを持ち、
積極的に新しいチャレンジを歓迎する文化が根付いているそうです!

AI活用の現在地と未来への挑戦

― AI活用の中で特に注力している分野は何でしょうか?

木本:現在、最も注力しているのは「経営管理業務の効率化・高度化」と「ダッシュボード構築の自動化・民主化」です。
AI活用はまだテストや検証、トライアンドエラーを繰り返す段階にあり、完全実装には至っていません。
しかし、このフェーズは既存の枠にとらわれない新しい仕組みを創るための重要な試行錯誤の時期であり、未来の「当たり前」を私たち自身がデザインできる貴重な機会だと捉えています。

① 経営管理業務の効率化・高度化
月次の予算と実績の差異確認や要因分析には、多くの時間がかかります。
そこで、セキュリティとプライバシーに配慮した環境下でAIを活用し、差異の自動検出や要因分析の支援を推進しています。具体的には、AIが膨大なデータから異常値や傾向を抽出し、入力されたコメントを要約して「この変化は〇〇の影響」と説明する提案を自動生成する仕組みの開発を進めています。
将来的には、AIが「〇〇でコスト削減可能」「△△の改善必要」といった具体的なアクション候補を提示し、私たちが検証・判断する体制を目指しています。これにより、情報整理にかかる時間を削減し、本質的な戦略立案に集中できる環境をつくることを期待しています。

経営

② ダッシュボード構築の自動化・民主化
現在は現場の要望を受けて手作業でダッシュボードを作成していますが、ニーズの増加に対応しきれていません。
そこで、AIに「売上と広告費の関係を見たい」と伝えるだけで、自動的にグラフや分析のたたき台を生成できる仕組みを目指しています。
これにより、誰もが手軽にデータを可視化・分析できるようになり、現場の意思決定のスピードが飛躍的に向上します。そして、私たちはより専門的な分析基盤の設計に集中できるようになります。

インタビューを受ける女性

AI活用を支えるマインドセット

AI活用で大切にしている姿勢は?

木本:AIで何をしたいかを描く「構想力」が重要です。ただ、使いこなすのではなく、「こんな風に活かせるかも」と発想し、試行錯誤や変化そのものを楽しむ姿勢が、経営管理では求められています。

 AIはあくまで手段ということですね。

岡:まさにそうです。私たちは「Always Data-driven」を掲げ、多種多様なデータを活用してきました。AIはその取り組みを後押しする一つのツールに過ぎません。重要なのは、AIの選択以上に「どんな本質的な問いを持ち続けるか」です。人間の「目」「頭」「心」がなければ、AIの価値は発揮されません。

インタビューを受ける男性

これからの展望

― 今後の展望をお聞かせください。

岡:AIと向き合うことは、会社の意思決定の根幹に関わる重要な取り組みです。そのため、非常にやりがいがあり、日々自身の成長も実感しています。これからは社内全員がデータとAIを自在に使いこなし、変化に柔軟に対応し、価値創出を続ける組織文化を築いていきたいです。私たちはその文化を築く土台を整え、「WOW」や「!」を生み出す挑戦を後押ししながら、会社の持続的な成長を支える存在であり続けたいと思います。

ポーズ
最後は仲良くAIポーズ!

【就活生必見】イベント情報

今年から、コーポレート企画部は「戦略企画職」というポジションで、新卒採用をスタートしました!
戦略企画職として活躍する先輩社員と実際の業務やプロジェクトについて直接話せるイベントも臨時開催予定です。詳細は、LINEヤフーコミュニケーションズ新卒採用サイトをご確認ください!

採用イベント告知

<岡さんから就活生の皆さんへメッセージ>
私たちの部署は、年次や経験に関係なく、良いアイデアを歓迎し、実現に向けて全体でサポートします。
•「誰も見たことのない経営管理の未来を、AIと共にデザインしたい」
•「自分の手で、会社の成長を支える仕組みをつくりたい」
•「若いうちから裁量を持って、圧倒的に成長したい」
そんな想いがある方は、ぜひ一度私たちの話を聞きに来てください。
一緒に、未来のLINEヤフーコミュニケーションズを、そして未来のビジネスシーンを、もっと面白くしていきましょう!

 

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