楽しむ。楽しませる。壁を取り払うセキュリティ担当者のコミュニケーションとは?

こんにちは!LINEヤフーコミュニケーションズ広報の福田です。
LINEヤフーのさまざまなサービスの運用を担い、グループで最もユーザー接点が多い私たち、LINEヤフーコミュニケーションズ。「1億のユーザー満足をつくる、No.1コミュニケーションカンパニー」を目指し、日々ユーザーと向き合っています。
「コミュニケーションのかたち 」は、当社の社員たちが仕事を通じて築いてきた「人との関わり方」を紹介しながら、それぞれが大切にしているコミュニケーションについて、インタビューを通して考えていくシリーズです。
今回は情報セキュリティ部・セキュリティマネジメントチームで活躍する津田に、コミュニケーションをとるうえで大切にしていることをききました。

情報セキュリティ部
セキュリティマネジメントチーム
津田 智至 Satoshi Tsuda
前職は広告代理店で営業、仕入れ、データ分析、マーケティングなど一通りの業務を回ったあと、情報システムを一任されたことをきっかけにバックオフィスの道へ。LINEヤフーコミュニケーションズには2023年8月に入社。美容師さんに飼い猫の写真を見せて「しっぽと同じ髪の色にしてください」とオーダーするくらいの愛猫家。 (画像は猫ちゃんと津田さんの髪)
業務紹介
― 津田さんの普段の業務について教えてください。
津田:情報セキュリティ部は、LINEヤフーコミュニケーションズの全体のセキュリティを管理する部署です。LINEヤフーコミュニケーションズはLINEヤフーサービスの運営機能を担っていることもあり、重要な情報も取り扱いが多いです。
僕の役割としてはオフィス内のセキュリティを高めるためにはどうしたらいいかを検討したり、外部機関からの監査対応をしていたり、セキュリティに関する教育や周知周りを担当していたりします。
ー どのような方とコミュニケーションをとることが多いですか?
津田:業務上、オフィスの管理をしている総務や社内ITの部署と話すことが多いです。あとセキュリティ教育の面ではLINEヤフーの教育部の方々ですかね。
インシデントは、セキュリティの考え方が浸透していないところから起こるものなので、グループの隅々までセキュリティのレベルを上げるためにも、セキュリティ教育方針等を連携することが多いです。
色付きサングラスをかけているのは、目が光に弱くつけていないと見えにくくなるから。
業務の中でのコミュニケーション
― 津田さんは、メンバーから「一見ファンキーな印象だけど実は真面目に仕事の相談に乗ってくれてギャップがある」とききました。
ギャップがあると人としての幅も広がる
津田:ギャップがあるといわれるとちょっと嬉しいですね。だって、きちんとしている事実がないとギャップって出せないじゃないですか。テスト勉強をしていないのにいい点をとるギャップのある男に少し憧れはあります!
だから僕はめちゃくちゃ徹夜で勉強していても、「全然勉強してない」っていうタイプです。
冗談はさておき、ギャップって人としての幅ともいえると思うんです。
― ギャップが人としての幅…?どういうことでしょうか?
津田:分け隔てなく誰とでも話せるということです。ギャップが大きければ大きいほど対応できるコミュニケーションが広がりますし、グラデーションの中で調整もできる。
だから自分が対応できる幅を自分で狭めたくないですし、誰にでも合わせられるように、自分が合わせられる範囲を広げたいと考えています。この人はこんな性格だから自分はこう振る舞うと話しやすくしてくれるかな、と考えることが多いですね。自分の中に色々な自分がたくさんいるというか。ギャップがあるといわれる理由かもしれません。
「僕自身も家族や友達、仲間など周囲の人を大切にしながら、人としての幅を広げたいと思っています。」と津田さん
セキュリティはブレーキではなくガードレール
― セキュリティの仕事は、どうしても”お堅い”印象を持ってしまいますが、コミュニケーションもそうなってしまいがちになりませんか?
津田:セキュリティってやり始めたらとことん締めつけてしまえるので、締めつけるほどやりたいことができなくなるんじゃないかという不安が皆さんにきっとありますよね。
今期の情報セキュリティ部のテーマとして「事業継続」と「安心安全」を掲げていて、状況に応じてどちらを優先するかバランスを考えています。この時に大切にしているのは部内で合言葉としている「ブレーキではなくガードレール」という考え方です。ブレーキは進行を止めてしまうものですが、ガードレールは道から外れないようにサポートするものですよね。
つまりセキュリティは過度に制限するのではなく、適切な範囲で柔軟に自由な活動を支える存在である、というのが根本的な考え方としてあります。まずはその考えをキチンと伝えていくことがコミュニケーションの第一歩になるかなと思います。
「おかあさんといっしょ」をお子さんと全力で見ているので歌は大体歌える、というパパとしての一面も。
家では奥さんとお子さんを笑わせるために全力でふざけるのが日課。
楽しむこと。楽しませること。
ー セキュリティ面を支えつつも、自由な活動を促進するためには、コミュニケーションのバランスも重要そうですね。気をつけていることはありますか?
津田:バランスの面では「楽しむ・楽しませる」ことを意識しています。やはり他部署からはセキュリティの部署って厳しく見えると思いますし、実際小難しい話も多いので、怖い顔をしているかもしれない。
僕が入社して1ヶ月くらいの時から、円滑なコミュニケーションを目的に業務時間中にZOOMを繋ぎっぱなしにする習慣が情報セキュリティ部にはあるのですが、 最初の方はせっかく繋いでいるのにみんな話さず、難しい顔をしていたんです。「この雰囲気をぶっ壊してやろう」と思い、その時から部内では陽キャ方面にキャラを寄せるようになりました。もちろんしっかり締めてくれるメンバーがいるからこそできることです。
情報セキュリティ部とのミーティングなんてお堅いと思われがちで、しっかり準備しないと怒られるかもと、恐れられている気がします。僕が情報セキュリティ部の敷居を少しでも低くして、雰囲気を柔らかくできたらいいなって思っています。
「資料もつくらなくていいので、気軽に連絡してね!」と明るい津田のアニキ
― 確かにメンバーから津田さんがよくボケたり、突っ込んだりして楽しくしてくれる、と伺いました。
津田:そうかもしれません。あとは僕、真面目な話をする時以外はずっと笑顔なんですよね。ニコニコしている人って多分周りの人もいい影響を与えると思っていて。
仕事って楽しいことばかりではないですよね。でも楽しくないと思って仕事をすると本当に楽しくないので、楽しい雰囲気の中で仕事をすれば、プラマイゼロだと思うんです。1日24時間のうち8時間も仕事していますし、職場を楽しくすることで仕事の質が上がればと。
でも8時間フルで楽しくするのは難しいので、1日の中で一回だけでも、「わあ、今日めっちゃ笑ったわ」という瞬間が誰かにあればいいなと思っています。
「部内で飲み会している時に仲間が笑っていたら幸せだなって思います」と津田さん
津田さんのコミュニケーションのかたちは?
― 最後に津田さんのコミュニケーションのかたちってなんでしょうか?
津田:特に気をつけているのは「楽しむ・楽しませる」ことです。1日のうち8時間も仕事をしているなら、その時間を楽しまないと損です!自分自身が楽しむことで、他の人にも伝搬して「一緒に仕事をするのが楽しい」って、感じてもらえれば、部としての成果にもつながると思うんです。
難しい状況にあっても、それを楽しもうって思えるのは僕の強みかなと思っているので、仲間が楽しく仕事して、まずは僕の周りから成果が上がり、それが全社に広がれば、みんなが幸せになれると信じています。
これが私の「コミュニケーションのかたち」です。