「LINEはなぜ福岡を第二拠点に選んだのか?」
「なぜ福岡で成長を続けることができているのか?」
2月1日、福岡経済同友会への講演に登壇した代表取締役社長落合がその理由について説明しました。今回は講演で語ったLINE Fukuokaの福岡への想いについてお伝えします。
「なぜ福岡で成長を続けることができているのか?」
2月1日、福岡経済同友会への講演に登壇した代表取締役社長落合がその理由について説明しました。今回は講演で語ったLINE Fukuokaの福岡への想いについてお伝えします。
⑴ 国内の第二拠点 LINE Fukuokaについて
ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、そもそも「LINE Fukuokaという会社がどのような会社なのか?」についてまずはご説明します。
LINEは現在7カ国にオフィスを構えており、日本の東京がグローバルのヘッドクオーターです。LINE Fukuokaは 日本国内での第二拠点として2013年に設立されました。
LINEは現在7カ国にオフィスを構えており、日本の東京がグローバルのヘッドクオーターです。LINE Fukuokaは 日本国内での第二拠点として2013年に設立されました。
設立当初は180人だった社員も現在では 約970人規模の企業へと成長しています。福岡県内の方の採用も多いですが、UIターンが多いことも特徴として言えます。32%がUIターンでの入社となっています。
また、外国籍スタッフで、韓国、台湾、タイ、インドネシアなどのアジア圏をはじめ、アメリカ、ペルー、アイルランド、ドイツ、スペインなど 21ヶ国の国籍の社員が集まっており、多様性に富んだ環境です。
会社の拡大に合わせ、会社として持つ機能も変化しており、ユーザーエクスペリエンスを高めるための品質管理や、カスタマーケア業務などの「運営」からスタートし、現在では、パフォーマンスやUXを考慮しながら設計と実装を行う「開発」、イラストレーション、パッキング、デザインなどの「クリエイティブ」、新しい価値創出のため新規プロジェクトを企画・実行する「事業企画」と4つの役割を担っており、 事業企画から開発、デザイン、運用までワンストップで対応することが可能で、東京本社と同等の機能をもった会社です。
⑵ なぜ第二拠点に福岡を選んだのか?
福岡市への設立は、「アジアの玄関口」・「充実した教育機関」・「磁力のある都市」という点に魅力を感じ決定いたしました。
LINEは現在、世界各地で利用されており、特にアジアにおける普及は顕著です。海外拠点との連携が必須な中、スピードを落とさずアジアの各拠点と連携するうえで、この立地は代えがたい価値があります。
また、福岡市は教育機関が充実しており、西日本中から若者が集まります。その学生が、積極的に地域のゲーム/コンテンツ企業の開発に関わるなど、産学連携した知財活用・ビジネス化が進んでおり、IT分野では非常に活気がある地域です。
さらに、「ユーザーとの接点」や「距離の近さ」などの福岡ならではの特長を活かし、ユーザビリティの向上や、地域における新しい価値創造など、多くの挑戦に取り組んでいます。
⑶ なぜ福岡市で継続拡大しているのか
福岡市で私たちが成長拡大している要素として、自治体・市民・事業者の3つのポイントがあると考えています。
①最先端技術を積極的に取り入れる福岡市
福岡市の最先端技術に対する姿勢と行動力は他のエリアにはない特徴だと考えています。福岡市との取り組み、地域の理解や関心が高いほど、多くのチャレンジが生まれ、一緒に盛り上げて行くことができます。
福岡市では、AI・IoTなどの先端技術を活用した社会課題の解決や生活の質の向上などにつながる実証実験プロジェクトを全国から随時募集しております。
LINEは「情報発信」「キャッシュレス」「防災」「行政サービスの効率化」など地域協働事業に関する包括連携協定を締結し、AIやFintechなどの先端技術を活用した、より豊かで便利な未来志向のまちづくり事業に共働して取り組んでいます。
②福岡市民の活発さ、熱量
そして、2つ目の要素。市民の動きも非常に活発です。
約5年前、LINE Fukuokaがスタートする際TV CM撮影で、市民の方と一緒に撮影を行いたいという思いで、市民のみなさまにLINEの一通のメッセージで撮影への参加を呼びかけました。撮影はあいにくの雨でしたが、一通のメッセージから48時間後には約1,000人の人に集まっていただき、撮影を行うことができました。福岡市のみなさまのオープンな気持ち、 新しいものを受け入れて一度関わってみようというスタンスを肌で感じるできごとになりました。
③事業者の新しいモノを受け入れる柔軟なマインド
また、事業者の皆さまも新しいテクノロジーへの感度が高く新しい取り組みが多く生まれています。
2014年11月に天神エリアを中心とした飲食店50店舗に参加いただいた「1COIN WALK 福岡」を実施しました。LINE@を使い、約2万人の方とつながり、500円で楽しめるメニューは品切れが続出するなど、大変良い結果を得ることができました。
また、2019年1月には博多駅前でのグルメイベントでは、席に座って注文ができるシステムを導入するなど行い、本イベントではキュッシュレスでの決済比率が53%ととなり、国が2025年までの達成目標としている40%を大きく超える先進的なイベントを実現しました。
2014年11月に天神エリアを中心とした飲食店50店舗に参加いただいた「1COIN WALK 福岡」を実施しました。LINE@を使い、約2万人の方とつながり、500円で楽しめるメニューは品切れが続出するなど、大変良い結果を得ることができました。
また、2019年1月には博多駅前でのグルメイベントでは、席に座って注文ができるシステムを導入するなど行い、本イベントではキュッシュレスでの決済比率が53%ととなり、国が2025年までの達成目標としている40%を大きく超える先進的なイベントを実現しました。
このように福岡から様々な取り組みを創造・発信できるのは、LINE Fukuokaならではのユーザーとの距離感や役割があるからだと考えています。これからもみなさまに”WOW”をお届けできるよう、LINE Fukuokaはこの街から世界へ向けてチャレンジを続けて参ります。