LINEヤフーコミュニケーションズ Press "WOW"や"!"を届けるメディア

LINE Fukuokaは「昆布とカツオ」を超えられるか?

作成者: LINE Fukuoka Press|Jun 17, 2022 12:00:00 AM

【お知らせ】2023年10月1日にLINE Fukuoka株式会社からLINEヤフーコミュニケーションズ株式会社へ社名を変更しました。2023年9月30日以前の記事には旧社名で記載しています。

こんにちは! LINE Fukuoka Press編集部です。

このメディアではLINE Fukuokaのニュースをお届けしていますが、今回から「新コーナー」が始まります。それは「Synergies from Fukuoka

福岡からシナジーを。つまり、私たちが働くこの地から「シナジー=相乗効果」を生み出し、発信していく企画です。スイカに塩をかけると甘さが際だって美味しくなるように、昆布とカツオで出汁を取ると、イノシン酸とグルタミン酸が互いの旨みを引き立て合うように、私たちも世界を「WOW」と言わせるシナジーをつくり出していきます。
このコーナーでは、そのプロセスをレポートしていきます。

LFK・・・・・・LINE Fukuoka株式会社。LINEグループの国内第二拠点として2013年に誕生。社員数は1376名(20214月現在)。54%がUIターン入社、24ヶ国から集まった外国籍社員が所属。

ZHD・・・・・・Zホールディングス株式会社。ヤフーやLINESNS事業、PayPayの決済事業、NAVERAI技術、ソフトバンクの通信など、提供するサービスは200を超える。20213月、LINEはヤフーと経営統合し、ZHDの一員となった。

WOW・・・・・・LINEの価値基準が詰まった言葉。WOWは「ユーザーを感動させる初めての体験」であり「思わず友だちに教えたくなるような驚き」のこと。


福岡からシナジーを生み出したい

2022年、LINE Fukuoka(以下LFK)は福岡での創業から9年目を迎えました。
創業当初から「LINE」アプリの運営や各種機能を担い、グローバルに広がる拠点やパートナーとの協働は日常的。「福岡を舞台にシナジーの渦を巻き起こそう!」と地場企業や地元自治体とのコラボレーションを実現してきました。

そんなLFKが生み出す協働&共創の精神がさらに勢いを増す出来事がありました。22年3月、ZHD経営陣が集まった社内イベント(※)でのことです。

鈴木CEO

福岡発のシナジー案件をLINE Fukuokaと一緒につくりましょう

鈴木CEOの宣言、そしてZHD経営陣のコメントによって私たち社員の情熱はますます燃え上がったのです。
※社内イベントのレポートはこちら

翌月には「福岡発のシナジー創出」をテーマに昼休みを活用してブレスト会議(呼称「福岡シナジー会」)を開催することに。

集まったのはヤフー、ZOZOLFKから主に福岡拠点に所属、福岡在住の総勢37名でした。

 

8グループに分かれてブレスト開始!

始まりは133分(昼休みは13時から始まるので3分は準備の時間)。ヤフーとLFKから構成される運営メンバーが12時半に集合し、セッティングと事前打ち合わせを終え、時間になると参加者全員が画面上に集まりました。

ZOOMで開催。運営5名がファシリテーターとしてLFK本社からオフラインで参加

昼休憩の60分と時間が限られているからこそ、この濃密なスケジュール

オフラインの運営メンバーも今日の開催を楽しみにしていた前半は各企業の業務で重なる部分について話し合い、アイデアを持ち寄った

同じ会社同士で集まらないように運営メンバーで采配し、「ブレイクアウトルーム」で8グループに分かれてブレストを開始。話し合った内容をすべて実行するかどうかは脇に置き、まずは「こんなことができそう」というざっくばらんなアイデアを持ち寄りました。

各ルームの様子はこんな感じです。

 

グローカル”が始まる予感

 

Jさん(LFK)

LINEグループにはグローバル人財がたくさん在籍しています。日本と海外の買い物の仕方は違うので、意見交換できれば良いものが生まれそうです。

Mさん(ヤフー)

なるほど、国によっても買い物の仕方にも違いがある。

Jさん(LFK)

私のモットーは「言葉の壁をなくしていく」。これをグループにどう浸透していけるかも個人的なテーマなんです。

Hさん(LFK)

素晴らしいですね!
私は出版に携わっていた期間が長かったこともあり、LINEをはじめとしたZHDのサービスを使って出版業界を盛り上げたいなと思っています。自治体や図書館情報との連携などすでに形になっているものもあります。ZHD間の連携が強まることで、さらに広がっていく可能性を感じています。

Mさん(ヤフー)

グループの総人数が多いZHDだからこそ、各地方で暮らしているメンバーがたくさんいる。そこを活用して、ZHDが持つアセット(資源・有用なもの)を自治体に提案することもできますよね。
Jさん(LFK)
いいですね! 主要都市にサテライトオフィスを開設すると、グループ内にシナジーを生み出せるんじゃないでしょうか。

 

自宅の鏡がバーチャル空間の入り口に⁈

Mさん(LFK)

私、洋服が大好きでZOZOTOWNでも買い物をします。

Gさん(ZOZO)

お!嬉しい。ありがとうございます。

Mさん(LFK)

ZOZOTOWNの仮想空間でパルコに行ってそこで買い物する、とか楽しいですよね。LINEアバターを使って試着し、友達に送って見てもらうとか?

Kさん(LFK)

なるほど。現実の中のメタバースですね。

Mさん(LFK)

友達と洋服を着せ合って、それをきっかけに洋服の趣味が合う友達ができるかもしれません。

Gさん(ZOZO)

今年3月、ZOZOグループの研究開発を担う「ZOZONEXT」は、身長と体重を入力するだけで自分の体型そっくりの3Dバーチャルアバターを生成できるサービスを共同開発しました。アバターで試着するだけでなく、友達と着せ合うという使い方も面白いですね。

Kさん(LFK)

鏡をディスプレイとして使ってそこに試着した自分が映る、という技術も世の中にはありますよね。

Mさん(LFK)

自宅にいながらZOZOTOWNに入っているショップに遊びに行って、試着ができるサービスがあったら楽しいですね!

各ルームではさまざまな議論がされ、データサイエンティスト向けのデータ基盤の構築や、LINEの公式アカウントを持つ顧客に広告のアドバイスをするなどBtoBのコンサルティングでもシナジー創出の可能性が見えました。

子どもの見守り・教育システムをつくりたい!

Oさん(ZOZO)

私には小学生の子どもがいるんですが、通学中の見守りシステムがあったらいいなって思います。今は通学路で旗を振っている地域の人たちがいらっしゃるんですが、これから高齢化で担い手が少なくなるんじゃないか、と。

Kさん(LFK)

人手が足りなくなっても子どもたちの安全を守れるようなシステムがつくれると良いですね。運転が荒い車が近づいたときとか見通しの悪い交差点で注意喚起してくれるような。

Nさん(ヤフー)

なるほど。たとえばYahoo! MAPとLINEのサービスを掛け合わせた予見アラート機能が実現できれば安全への意識が高まりますね。

Oさん(ZOZO)

子どもたちが持ち歩いている防犯ブザーに機能を付加するとか。

Kさん(LFK)

登下校での安全を守れるほか、迷子のときにも活用できそうですよね。認知症患者の徘徊見守りシステムを視野に入れて。

Oさん(ZOZO)

あとは、教育の分野にLINEを活用できないかなって思います。今はまだ禁止する方向が強いので、逆に活用する教育に変えられたら良いんじゃないかな。

 

グループ全員が「ユーザーの声」

Hさん(LFK)

LFKには約1300人ほど在籍しています。

Iさん(ZOZO)

そんなにいるんだ! すごいですね。

Hさん(LFK)

サービスごとに体験会を開催して、フィードバックをもらえる仕組みがあるとおもしろいかもしれませんね。

Hさん(LFK)

LFKはオフィスが広くカフェもあるので、(感染対策の課題がクリアできれば)ZOZOやヤフーのサービス体験会を開催するのも良いと思います。

 

社内サークルで交流

Iさん(LFK)

LFKには社内サークルがあって、ランニングやゴルフなどスポーツ系もさかんです。ZOZOはどうですか?

Gさん(ZOZO)

本社にはサークルがあるけど、福岡で参加しているメンバーは少ないですね。

Iさん(LFK)

だったら、LFKの社内サークルに入れたら良いですね!

Oさん(LFK)

「会社対抗運動会@PayPayドーム」とか、「会社混合Slack雑談ルーム」などもいいですね。

Nさん(LFK)

楽しそう!「共同YouTubeチャンネル」を作ったり、「オフライン飲み会」をしたりするのも良いですね。韓国では、社会貢献活動の一環として、キムチを漬けて寄付するイベントを行う企業もあります。

Oさん(LFK)

へぇ!日本版なら梅干しですかね?(笑)

と、後半も大盛り上がり。アイデアはまだまだ生まれそうだが昼休みが終わるため、今回はここまで。

 

福岡シナジー会は毎月開催します!

今回を皮切りに始まった「福岡シナジー会」。今後はブレスト会議に留まらず、さまざまなスタイルでシナジー創出を模索していく予定です。

福岡にはもともと、シナジーのたまものがたくさんあります。
タラコに唐辛子、とんこつスープに紅ショウガ、豚バラ串に酢ダレキャベツ、やわうどんにごぼ天・・・・・・。
福岡生まれの"シナジーレジェンド"に並んで、私たちがどんな傑作を生み出せるか。

「LINE Fukuoka Press」ではこれからも「福岡シナジー会」を始め、LFKのシナジー創出プロジェクトを追っていきます!

ロゴマークの紹介 
多様な情熱からシナジーが生まれ、人やサービスの成長、新たなWOW!の想像につながっていく様子を表現しています。