LINEヤフーコミュニケーションズ Press "WOW"や"!"を届けるメディア

[イベントレポート]開発担当が語る!福岡市粗大ごみ受付Chatbotを大解剖

作成者: LINE Fukuoka Press|Oct 29, 2018 3:00:00 PM
2018年9月19日、AIを活用しLINE上で粗大ごみ収集申し込みができるアカウント「福岡市粗大ごみ受付(@fukuokacity_sdg)」を福岡市の行政サービスの効率化を目的としたAI実証実験として開設しました。AIを活用した粗大ごみ収集サービスは行政で初めての試みです。
この日本初の対話型粗大ごみ収集申し込みサービスをテーマに「LINE API Developers Meetup in Fukuoka」を先日開催し、福岡市及び、LINE株式会社・株式会社オルターブース・さくらインターネット株式会社の実施事業者3社より、プロジェクト進行の背景や実装した仕組みなどを詳しく参加された皆さんへお伝えしました。

※LINE API Developers Meetupとは:LINEが公開しているプラットフォームを使用したChatbot、Webアプリ、決済の仕組みなどの開発に興味を寄せるエンジニアのための勉強会です。 

「行政サービスの効率化を目的としたAI実証実験」について

福岡市が所管するAI活用による労働生産性向上等を目的に活動する会員制組織「Fukuoka AI Community」のイベントで公募開始が発表されたものです。LINE Fukuoka株式会社も加盟企業です。応募主体はLINE Fukuokaながらも、共同事業者として同じく会員企業である株式会社オルターブース(開発パートナー)、さくらインターネット株式会社(サーバー提供者)と共に開発し提案しました。
その後、福岡市とLINEとのあいだで「地域共働事業に関する包括連携協定」の締結に至り、以降同協定に紐づくものとしても対応しています。
▼「福岡市粗大ごみ受付」アカウントの利用▼
下記QRコードを読み取るか、友だち追加ボタンをタップしてください。
福岡市LINE公式アカウント上で”粗大ごみ”とメッセージ送信すると、登録方法を含めた詳細情報を受け取ることもできます。
 

 


LINE ID:@fukuokacity_sdg
LINE アカウント名:福岡市粗大ごみ受付

<申し込み時の画面イメージ>
関連記事:自治体初、LINEで粗大ごみ収集受付ができる!福岡市とのAIを活用した実証実験スタート

セッション一覧

1.粗大ごみ受付ChatBotの解剖
   /福岡市 稲永様・小椋様
   /LINE株式会社 中嶋一樹
   /株式会社オルターブース 加藤様・藤崎様
   /さくらインターネット株式会社 横田様・櫻井様
2.LINEでWebアプリという可能性- LIFF /LINE 清水大輔
3.これを覚えたら表現力100倍 - Flex MessageとQuick Reply /LINE 小野侑一
4.Profile+って知っていますか?- LINE Login /LINE 御代田亮平

 

※当日利用した資料などを含めた詳細な当日レポートは、こちらで公開しています。併せて是非ご覧下さい。

1.粗大ごみ受付ChatBotの解剖

福岡市 稲永様・小椋様より、「粗大ごみ受付アカウント」の起点である「Fukuoka AI Community」が募集した「行政サービスの効率化を目的としたAI実証実験」へのLINEグループからの提案から、実施に至るまで、そして、開始後の状況を福岡市の粗大ごみ収集受付の対応件数推移を添えてご紹介いただきました。
 

Chatbotを使用した「粗大ごみ受付アカウント」のプロジェクト背景から作り方まで、中嶋よりご紹介。
 

◎実践した仕組み◎
現時点で利用可能な技術を結集させて開発しています。
・自然言語解析
・Headlessブラウザーの導入LIFF(LINE Frontend Framework)とLINE Loginの連携
・Flex Message
・Chatbot開発のオープンソースフレームワークの活用

株式会社オルターブースの加藤 様・藤崎 様 さくらインターネット株式会社 櫻井 様・横田 様
 
 
加藤様より、Chatbot Platform基盤について、本番環境の構成図を用いてご説明いただきました。
さくらインターネット様との協業だからこその強みなど、3社協業の裏側についてもお話されました。

 
セッション2~4では、「粗大ごみ受付アカウント」で使用されたLIFF(LINE Frontend Framework)、Flex Message、LINE Loginなどについて、それぞれの機能を担当しているLINEの開発担当者より、より詳細な機能解説を行いました。

2.LINEでWebアプリという可能性- LIFF  /清水大輔 (LINE)

 

3.これを覚えたら表現力100倍 - Flex MessageとQuick Reply /小野侑一 (LINE)

 

4.Profile+って知っていますか?- LINE Login /御代田亮平(LINE)

 


セッション後の懇親会では、担当者がそれぞれの仕組みを直接お伝えできる機会として、Chatbot開発に携わる参加者の方とじっくりお話させていただきました。
 

LINEグループは、福岡市との「地域共働事業に関する包括連携協定」に基づき、AI×Fintechを活用した「未来志向のまちづくり」に向けて、引き続き、LINEが持つAIやFintech等の先端技術を用いた施策を展開してまいります。

今回の取り組みのように、ともに先進事例を生み出していく共同事業者を募集しています。お問い合わせ等はこちらまでご連絡ください。

≪本取り組みに対するLINEへの問い合わせ先≫

 
活動情報はLINE Fukuoka公式アカウントよりお届けしております。是非ご登録ください。

▼関連サイト
LINEのエンジニアが様々なテーマでブログを投稿しています。