【お知らせ】2023年10月1日にLINE Fukuoka株式会社からLINEヤフーコミュニケーションズ株式会社へ社名を変更しました。2023年9月30日以前の記事には旧社名で記載しています。
LINE Fukuokaは、デジタルが当たり前になる社会を目指して、九州でDXに取り組み、福岡発の様々な事例を発信しています。
「デジタルの日」の発足を記念して、これまでLINE Fukuokaが社内外で取り組んできたDXの軌跡をまとめました。
この記事が、暮らしの中でのデジタル活用のヒントになれば幸いです。
デジタルの日とは?「誰一人取り残さない、人に優しいデジタル化」を実現するため、社会全体でデジタルについて振り返り、体験し、見直し、共有し合う記念日。
①LINEで暮らしがさらに便利に
LINE Fukuokaは九州経済界と協業し、「暮らしに根付くこと」をモットーに、LINEを使ったDXサービスを生み出しています。
ーLINE×交通ー
・LINEで、バス・電車の混雑状況を確認
新型コロナウィルス感染症の対策として、西鉄バス・電車のLINE公式アカウント上で混雑状況をチェックできる機能を導入。
同機能の利用回数は10万回超え*!多くの人々の混雑回避に活用頂きました。
(*)計測期間:2020年5月-2021年1月
プロジェクト進行はすべてオンライン。「LINEで電車・バス混雑情報確認」機能が1週間でリリースできた理由
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新型コロナウイルス感染症対策で西日本鉄道とLINE Fukuokaが連携し、バス・電車の混雑状況をLINE公式アカウントで発信
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・最大1.5時間の定期券発売所の待ち時間をLINEで解消!
新年度・新学期における定期券発売所の混雑は長年の課題であり、多いときでは1.5時間もの長い行列に並ばなければならない状況でした。
▲天神定期券発売所の行列の様子
コロナ禍における密回避のためにも早急な対応が必要であり、LINEで整理券番号の申し込み→順番が来るとLINEで呼び出し通知が届く機能を導入。
▲天神定期券発売所の行列の様子
ーLINE×空港ー
・目指したのは、「並ばない空港」
福岡空港と協業したプロジェクト。
空港内でのお土産売り場における「お買い物の利便性向上」「レジでの待ち時間削減」「混雑・密の回避」を目的に、福岡空港LINE公式アカウント上で、お土産選びー注文/決済が完了する機能を導入しました。
ピックアップ記事
福岡国際空港とLINE Fukuoka、「並ばない空港」を目指し共同実証実験開始 お土産事前購入や空港情報が確認できるLINE公式アカウント開設 |
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LINE公式アカウントを使った福岡空港の新しい楽しみ方✈【お得な情報も】|Smart City戦略室|LINE Fukuoka株式会社|note
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ーLINE×飲食ー
・LINEで 並ばず フードコートのグルメを楽しめる!
・LINEで 並ばず フードコートのグルメを楽しめる!
福岡地所グループのエフ・ジェイエンターテイメントワークスとの協業プロジェクト。
ショッピングセンター「木の葉モール橋本」のフードコート内で、LINE公式アカウント上でフードの注文・決済・呼び出し通知の受け取り可能になる「木の葉・LINEでオーダー」の提供を開始しました。
混雑する時間帯でもレジに並ぶ必要がなく、レジ会計での対人接触もないため、感染症対策としても有用です。 【前編】新人PRが「木の葉・LINEでオーダー」使ってみた 休業要請明け、営業再開した木の葉モール橋本が取り組む安全・便利なサービスって?|Smart City戦略室|LINE Fukuoka株式会社|note
過去記事へのリンク
【後編】未来のフードコートが実現、席からLINEで注文できる 「木の葉・LINEでオーダー」って何がいいの!?新人PRが徹底検証してみた!|Smart City戦略室|LINE Fukuoka株式会社|note
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ーLINE×イベントー
「流れ星新幹線ビューイングイベント」がLINEでスマートに!
JR九州が主催する「輝け!みんなの九州プロジェクト」にオフィシャルコミュニケーションパートナーとして参画。イベントの告知のみならず、願い事の募集や「流れ星新幹線ビューイングイベント」の参加申込、デジタルパス発行、コロナ感染時のアナウンスの通知など、JR九州LINE公式アカウントひとつで完了。イベントに関わるユーザーコミュニケーションをスマートにしました。
②デジタルを活用した働き方改革/運営DX
LINEサービスの運営を担うLINE Fukuokaには、運営DXの組織があります。
AI、RPA、BIツールなど開発を伴うものから、Zoom、チャットなど身近なツールまで幅広く活用し、業務効率化や社員の働き方改革に取り組んでいます。その事例をご紹介いたします。
紙台帳管理だった備品貸出業務の効率化を目的に、備品貸出システムを開発。開発には、短期間でのローコード開発基盤の「OutSystems」を活用しました。また、コロナをきっかけに、備品貸出における問い合わせの無人対応機能やサポートデスク担当者とのリモート通話機能を追加し、バックオフィスの働き方改革につながっています。
ーバックオフィス業務のDXー
・7,100回分の備品貸出業務を、タブレットひとつで削減! <導入効果>
・これまで紙台帳だった備品管理がシステム化されたことで、管理業務の負担や、記入ミスといったヒューマンエラーのリスクが軽減
・オンライン上で在庫確認ができるので、「備品を借りに行ったけど在庫切れだった」ということがなくなる
・リモート通話機能を導入し、コロナ禍においても貸出に関する問い合わせ対応のために、オフィス内のサポートデスクに常駐していたスタッフの負担を軽減
・お問い合わせへの無人応答機能を導入し、定時後や休日勤務している社員の備品貸出サポートも可能に
オフィス備品は社員証でレンタル! IT支援室の「備品貸出システム」開発秘話を大公開
過去記事へのリンク
在宅勤務がきっかけ!備品貸出システムに「遠隔サポート」+「無人応答」機能を搭載
過去記事へのリンク
・コロナワクチンの職域接種システムを、8日間で開発
新型コロナウィルスの職域接種のシステムを開発。リアルタイムで予約の空き状況を確認でき、柔軟に予約のキャンセル・取り直しができます。以前「OutSystems」で開発した健康診断/インフルエンザワクチンの予約調整システムをベースに、接種希望者が日程調整に困らない必要最低限の機能に絞って開発を行ったことで、通常2ヶ月かかる想定のシステムを8日間という短期間での開発を実現。
予約者・予約管理者双方の事務作業を軽減し、総勢1,500人の迅速な接種を可能にしました。
ー運営業務のDXー
作業時間83%↓!AIを活用した業務量予測システム
人事は求人応募数、営業と販売は製品の注文数、カスタマーケアは入信数など、様々な業務シーンで予測作業は行われます。
高度な専門スキルや多くの時間と労力を要するこの予測業務をAIで簡略化。開発したこのAIのシステムによって予測作業時間が83%も削減され、経験に依らずに誰もが正確な予測が可能になりました。
ー社内コミュニケーションのデジタル化ー
在宅勤務下においても働きがい向上!
デジタルが当たり前の社会を目指して、今後もDX事例やデジタルを活用した働き方事例を創出し、発信していきます!
在宅勤務下における社員の帰属意識低下や孤独感を解消させるため、Zoomやチャット、メールを活用し、社員の交流を促す様々な社内コミュニケーション施策に挑戦。「相談できる人に出会えた」といった声が寄せられるなど、社内の人脈形成にも役立っているようです。
LINE Fukuokaの社内コミュニケーション施策は、「eコミュニケーショングランプリ2021」審査委員特別賞、「社内報アワード2021」シルバー賞を受賞しています。
デジタルが当たり前の社会を目指して、今後もDX事例やデジタルを活用した働き方事例を創出し、発信していきます!