夏休みの自由研究は生成AIと!キッズAIスクール in 夏休み イベントレポート

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LINEヤフーコミュニケーションズのAI運営部は、AIサービスの学習データ作成・アノテーション、セールス、カスタマーサポートなど幅広い業務を担っています。その知見を未来世代に役立てたいと、2024年より子ども向けワークショップ「キッズAIスクール」を不定期で開催しています。
2024年12月に文部科学省が「初等中等教育段階における生成AIの利活用に関するガイドライン(Ver.2.0)」を公表するなど、青少年の健全な生成AI利用は社会的にも重要なテーマとなってきました。
そうした背景を踏まえ、生成AIに触れ始めるタイミングでルールやリスクを理解し、安全で健全な使い方を学んでもらうため、13歳以上を対象とした「キッズAIスクール in 夏休み(中学生編)」を2025年8月1日に開催しました。
(本イベントは、福岡市の外郭団体「ISIT」との共同主催です)

 

午前のプログラム:生成AIを学ぶ

生成AIワークショップ午前は「AI・生成AIの基本を学ぼう」をテーマに座学を実施。
前半はスライドを用いた講義で、AIの基本やChatGPT、LINE AIの使い方、生成AIの得意・不得意、リスクと注意点などを解説しました。おすすめのプロンプト例や不適切な使い方も紹介し、学びを自由研究に役立てられるよう資料を配布しました。

生成AIの問題点

後半は学んだ知識を復習するアクティビティとして「LINE AI脱出ゲーム」に挑戦。子どもたちは実際にプロンプトを入力し、LINE AIが出題する課題に挑みました。画像生成の瞬間には会場から歓声が上がり、笑顔が広がる場面も見られました。

画像生成

午後のプログラム:自由研究ワークショップ

午後は自由研究のワークショップとして、学校や生活の身近な課題を取り上げ、生成AIを使った解決策を企画しました。議論の深掘りや多様な視点の獲得にも生成AIを活用しました。

学生向けワークショップ

学生向けワークショップ

完成させた企画は各グループが発表会を行いました。

生成AIワークショーと

実際に出来上がった企画例

発表では、
・公園の遊具不足やスマホの使いすぎを解決する「AR×AIデジタル宝探し」
・生活リズムを整える「AI音声での時間管理サポート」
など、中学生らしい柔軟な発想が次々と披露され、AI運営部のメンバーも驚かされました。

学生が発表する様子

修了式とその後

イベントの最後には修了式を行い、加藤校長から参加者へ修了証とメッセージが贈られました。子どもたちの笑顔とともに、夏の学びの一日が幕を下ろしました。

学生が修了証賞を受け取る

後日、参加した各ご家庭から、生成AIを使った夏休みの自由研究の作品が届きました。イベントでの学びを活かし、生成AIと相談しながら、ソーラーモーターで動く船や中国風のランタン作り、イカの解剖実験などにチャレンジしたそうです。ソーラーモーターは一度逆走してしまい、配線を入れ替えるなど試行錯誤する場面もあったとのことです。

生成AI自由研究

さらに実施後のアンケートでは、参加者の満足度は95%という結果となり、「生成AIを使いながら課題解決にチャレンジするのが楽しかった」「AIの利点やリスクを楽しく学べた」「学びを今後も役立てていきたい」といった感想が多く寄せられました。子どもたちが楽しみながら生成AIを学び、自由研究や日常生活に学びを結びつけている様子がうかがえます。

今回のイベントでは、中学生がAIを楽しく安全に学び、アイデアを形にする姿を見ることができました。今後もAI運営部は、未来を担う世代に学びの機会を届けてまいります。

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