LINE Fukuoka初のQAエンジニアインターン生が、2ヶ月間でやったこと

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【お知らせ】2023年10月1日にLINE Fukuoka株式会社からLINEヤフーコミュニケーションズ株式会社へ社名を変更しました。2023年9月30日以前の記事には旧社名で記載しています。 

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嵩原

こんにちは!福岡工業大学の嵩原ひびきです。

今回はLINE Fukuoka株式会社初のQAエンジニアインターン生として2ヶ月間お世話になったので、実際に期間中どんなことに取り組んだのか紹介していきたいと思います!

QAエンジニアとは?
ソフトウェアの品質保証を目的とした品質管理、品質計画の立案や動作テストを行うエンジニアのことを指します。LINE Fukuoka株式会社では、品質保証に関わる組織として「サービステストセンター」と「QA Engineering室(以下QAE室)」の2種類が存在しており、サービステストセンターは、開発フェーズのテスト構成全体を管理することでプロダクト品質を効率的に担保する取り組みをしています。対して、QAE室では要件定義・設計/開発なども含めた開発プロセス全体に関与して品質保証や改善業務に取り組んでいることが特徴です。今回、私はQAE室でインターン生としてお世話になりました。

 

どうして参加しようと思ったのか

高校や大学で専門的に情報分野を学び、複数の企業でインターンを経験した中で、業務の一環として”自社プロダクトのテスト”を行う機会がありました。
「開発エンジニアの方が実装した機能がちゃんと動いているか」「そのアップデートによって不具合が発生していないか」ということを実際に動かして確認する業務です。

その業務を行う中で”QAエンジニア”という職種を知ったのですが、QAはまだまだ認知度が低く、学生の立場からするとどのような業務をしているのかが不透明という現状がありました。そこで実際に業務を体験したいと感じてインターンに応募することにしました。

これまでは「規模が小さく、プロダクトの利用場面が限定的な企業」でテスト業務を行うことが多かったため、折角なら今まで経験していない「規模が大きく、自分も普段からプロダクトを使用している企業」で1度業務の経験を積んでみたいと感じ、LINE Fukuoka株式会社のインターンを選びました。
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インターン全体の流れ

最初の1週間は、入社式やオンボーディングに参加しました。

LINE Fukuoka株式会社では、業務の支援ガイドはもちろんのこと、社内組織の成り立ち、社内システムのユーザガイドなど、様々な社内ドキュメントが整えてあります。そのため、困った際に社内ドキュメント検索をかけたり、社内にいらっしゃるITヘルプデスクの方々にサポートいただき、無事に準備を終えることができました。

次の週ではメンターさんと業務内容について確認したり、業務で使うツールやプロダクトの仕様理解に努めたりしました。QAE室では初めてのインターン受け入れでしたが、だからといって困ることは一切ありませんでした!

業務内容については、LINE Engineering Blogで詳細に触れています。興味のある方はこちらもどうぞ!https://engineering.linecorp.com/ja/blog/impact-of-implementing-automated-testing

 

1日の流れ

とある1日を例に、具体的にどんなことをしているのか紹介します。


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定期的にメンターさんや自分のチームの上長、その上の室長とお話する機会を頂けたことで、不安な部分や疑問に思った点を気軽に質問できる環境が整っていました。

また、LINE Fukuoka株式会社のQAE室では、リモート勤務も選ぶことができます。
リモート勤務の場合でも社員の方とSlackなどを通して積極的に関わることができたので、オンライン/オフラインの差をほとんど感じることなく業務に取り組めました。
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▲ 実際の雑談部屋の様子

テスト実装の時間帯では、社内の認証認可プラットフォームの開発プロジェクトに参画し、MagicPodを用いてユーザシナリオテストの実装を行っていました。

Magic Podとは?
ノーコード・ローコードで自動テストを実装できるサービスです。ブラウザ/モバイルアプリのどちらでも利用可能で、開発メンバーだけではなく非エンジニアでも使える直感的なデザインが特徴です。

ユーザシナリオテストとは?
システムテストにおける実行手法の1つで、一般的には「ユーザー目線の業務フローを想定したシナリオに基づき、使いやすさや改善点を検証するブラックボックステスト技法」のことを指します。

テスト実装後は、メンターさんに作成したテストレビューをしていただきました。
レビュー内容を踏まえた上で、さらに質問をした際には「実装のルールが作られた背景や、現在ルールとして最適かどうか」も考えた上で迅速かつとても真摯に回答してくださいました。そのため、インターン生という立場でありながら自分の意見を発言しやすかったです。
QAE室/プロジェクトのQAチームはもちろんのこと、社内全体の心理的安全性が非常に高いと感じました。

その後は指摘事項修正 → 再レビュー、という流れを指摘事項がなくなるまで繰り返し、完了後に次のテストケースを作成するという手順で業務を進めました。お忙しい中テストレビューにご対応いただき、ありがとうございました!

その結果、期間中にユーザシナリオテストを9ケース作成することが出来ました。思っていたよりも進捗が出せず、自動テストの難しさを実感しましたが「インターンで学びを持って帰ってくれたらそれでいいから、進捗は気にしなくていいよ」という言葉をかけて頂き、リラックスした状態で業務に取り組むことができました。
★DSC05609メンターの奥田さんと

 

こんなこともやりました

インターンの期間中、ありがたいことに他にも様々な経験をさせていただいたので、その一部を紹介します。

▽ Tech-Verseの視聴
メンターさんが登壇されるとのことで、LINEとYahoo!の合同技術カンファレンスであるTech-Verseを視聴しました。
アーカイブも公開されているので、興味のある方はここから是非どうぞ!

Tech-Verse2022 アーカイブ動画リスト

▽ SEO勉強会への参加
週に1回行われている社内勉強会に参加しました。
最近の気になるニュースに沿って話が進んでいくため、ラジオ感覚で聞くことができ、しっかり自分の視点を広げることもできました。

▽ 開発センター長との面談
LINE株式会社の開発センター長が東京オフィスからいらっしゃったので1on1をお願いしました。
今後にも活かせる貴重なお話を聞くことができ、面談して頂いて良かったと強く思いました。
お忙しい中ありがとうございました!

▽ QAE室忘年会
12月ということで、 QAE室の忘年会に参加しました。
室の発足後すぐにコロナウイルスが流行したこともあり、QAE室としても初のオフライン開催ということでした。混ぜて貰えたのは凄くタイミングが良かったです!

▽ 開発センター忘年会
QAE室だけでなく、開発センター全体の忘年会が社内で行われました。終始規模の大きさに驚いていました…。
同時通訳の方がいたのが一番ドキドキしましたね...。飛行機のアナウンス聞いてるみたいな気持ちになりました。

まとめ

いろいろと書きましたが、普段の業務ではテストの実行を全て手動で行っていたためやることが全てが新鮮でした。インターン初日に体感した自動化の感動はとてつもなかったです…。MagicPodの使用経験どころか自動テストの経験も今までありませんでしたが、社員の方々の多くのサポートがありなんとか最後までやり遂げることが出来ました。

インターン生として受け入れてもらうまで、QAエンジニアを”ただテストする人”という風に漠然と考えていたところがありましたが、実際に業務に入れて頂いたことで、要件定義・設計/開発なども含めた開発プロセス全体に関与する場合もあるということや、そこに至るまでにテスト設計をしたり、実行しているテストの保守や改善に取り組んだりと、”テスト”というキーワード1つでたくさんの業務が存在していることを強く実感しました。

おわりに

LINE Fukuokaのインターンを行って強く感じたのが、「インターン生だからといって特別扱いされない」ということでした。インターンの期間は短いにも関わらず、1人の社員として扱って頂きました。他の社員さんたちと同じ環境で働けたことで、業務範囲外の部分でも多くの学びを得ることができました。部署の垣根を越えたイベントが活発で風通しの良い社風は、非常に魅力的だと感じました!
このインターンを2ヶ月で卒業するのが本当に惜しいくらいたくさんのことを教えて頂いて、とても有意義な期間となりました。本当にありがとうございました!★DSC05707

 

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