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【登壇レポート】「要」はユーザーと社員!CEO鈴木が考える「魅力的な企業の作り方」とは?

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LINEヤフーコミュニケーションズの福岡拠点は2023年11月で設立10周年を迎えました。

代表取締役社長CEOの鈴木が11月17日に、ザ・リッツ・カールトン福岡で開催された「JAPAN LEADERS SUMMIT 2023 in九州」で登壇し、「魅力的な企業の作り方」をテーマに「LINE」が福岡の人々に愛されるために10年間取り組んできたことについてお話ししました。

当日の様子をご紹介します。

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走り出しは、順風満帆だったわけではない

この中に、福岡出身の方、いらっしゃいますか?手を挙げてみてください。
うん、結構いますね。実は、私も福岡出身です。
大学卒業後に、福岡から東京の会社に就職し、UターンでLINE Fukuokaに転職しました。LINE Fukuokaは、今年の10月1日にヤフーのカスタマーサポート部門と統合し「LINEヤフーコミュニケーションズ」に商号変更しました。社員数は設立当初の約10倍の1,871人(出向社員含む)に成長しました。

 

これは設立当初のLINE FukuokaのCMです。CM撮影日はあいにくの雨だったのにもかかわらず、多くの方に参加いただきました。
実はこの会社が設立した当初、「福岡から人材を奪っていくんじゃないか」と思われていて、正直、大歓迎、といったムードでもなかったんです。

サービスや会社の魅力の「要」はユーザー・社員

魅力的な会社の作り方、がタイトルなので、そんな滑り出しの中で10年間どんなことをやってきたかというと、ユーザーや社員と一緒に、サービスや会社の魅力を作るってことを徹底して続けてきました。

画像3-Dec-13-2023-05-29-35-7259-AMサービスや会社の魅力は、作っている側ではなくて使っている側(ユーザーや社員)が「要」だと思います。

これはすごく大事で......例えばすごく美味しい食事を出してくれるレストランがあります、魅力的だと思いますよね?
でも、そこに通っているお客さんのマナーが悪く、周囲を気にせず大声で喋っている......そんなお店だったら行きたくなくなりますよ。せっかく美味しい料理を出しているのに、そのレストランは魅力的じゃないと感じます。
だから、やっぱりお客さんがそのレストランの魅力の「要」になるんですよ。

もちろん美味しい料理は出さないといけないので、サービスの魅力は、「お客さんと一緒に作っている」ということだと思うんです。これは商品作り、サービス作り、企業作りの全てに共通していて、使う側がやっぱりその魅力を作るんですね。

だから10年間、徹底的に福岡の皆さんとLINEの魅力を一緒に作ってきました。

地元の飲食店さん、自治体職員さん、福岡マラソンのランナー、西鉄さん、JR九州さん、ホークスさん、アビスパ福岡さんなど、さまざまな地域の企業・団体さんと一緒にLINEを使った実験的なプロジェクトを企画し、たくさんの福岡の方々にユーザーとして参加してもらいました。

画像4-Dec-13-2023-05-29-35-8748-AM福岡マラソンでは、ランナーと応援者やボランティアをLINEで繋ぐための、さまざまなプロジェクトを企画しています。

そして、協業先やユーザーの皆さんからの声を元に、少しずつサービスの改善を図ってきました。

JAPAN LEADERS SUMMIT投影資料_Fix_ページ_37福岡市民の皆さんに、福岡市LINE公式アカウントの利用インタビューもおこないました

そうやってできたLINEのサービスを、福岡の皆さんが暮らしの色んなシーンで楽しそうに使ってくれる。そうすると、他の地域の人から見れば「LINEっていいサービスなのかもな」って思えてくるんです。これは会社作りにおいても共通していて、会社の魅力を作るのは経営ではなく社員なんです。

だから、私は会社においても「社員と一緒に作る」ことにこだわりました。
これは表彰制度「LION」の写真なんですが、みんなが全力でお互いを応援し合っているポジティブな雰囲気を感じ取っていただけると嬉しいです。

JAPAN LEADERS SUMMIT投影資料_Fix_ページ_73私たちは、「応援は挑戦と同じくらい価値がある」と考えています。この年のLIONは、挑戦者をサポートした人たちへの表彰部門を新設しました。

「ものすごく先進的な社内DXが進んでいる」とか、会社の魅力にもいろいろあるけれど、結局は、「ここの社員はすごく楽しそうに働いている」とか「お互いを応援し合っている」とか、働いている社員がその会社の魅力の「要」になるんだと思います。
もちろん、会社としても、社員同士が応援しやすい仕組み作りに投資をしたりして頑張ってきました。

「10年間本当にありがとうございます。これからも友だちでいてください。」

で、こちらはですね。本日(11月17日)の西日本新聞と読売新聞の朝刊に、我々から福岡の皆さんへ感謝のメッセージということで出させていただきました。

ここのコピーにですね。
私たちの気持ちが詰まってますので、ちょっと読ませていただきます。

thanks_fukuoka広告のコンセプトは、福岡の人への感謝の手紙。「ありがとうFukuoka」の文字は鈴木の手書き。会社を支えてきた社員たちの写真を掲載しました。


「LINE Fukuoka、始まる。」

こんな言葉で皆さんにご挨拶して10年。
LINEのサービスを使い、LINE Fukuokaの取り組みとつながってくれた皆さんに支えられ、私たちは歩んできました。
この秋、ヤフーのカスタマー部門と統合し、社名を「LINEヤフーコミュニケーションズ」としました。
本社は福岡のまま。関連拠点は青森、東京、高知、大分、北九州、沖縄に広がり、1,800人に増えた社員みんなで、もっと愛されるサービスを目指してチャレンジを続けます。
LINE Fukuokaを育ててくれた皆さんありがとう。

私たちは福岡を卒業しません。
社名から「Fukuoka」はなくなるけれど、これからも地元企業。友だちのままでいてください。

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皆さんのおかげで会社も社員もこれだけ成長しました、ということで、メッセージさせていただきました。

10年間、福岡の皆さんや社員が一緒になって、LINELINE Fukuokaを育んできたから、こうして今があるんだと思うんです。

夢は「福岡発 全国行」

福岡の方がこの会場には多かったので共感していただけると思いますけども・・・「福岡のものを全国に届けて全国の皆さんから褒められたい」、これが私を含めた福岡県民の夢だと思います。
福岡の皆さんと一緒にその夢を叶えていきたいと思っています。
これからも福岡を本社のままに夢に向かって頑張っていきますので、今後も変わらず、私たちを育てていただけますと嬉しいです。

これからも応援よろしくお願いします。

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最後にですね・・・。
私のnoteにですね、福岡市の職員の皆さんと頑張った事例だとか、社内の取り組みの事例だとかをもう少し詳しく、裏側なんかを書いてますので、ご興味をお持ちいただけた方は、後ほどご覧になっていただけたらいいんじゃないかな、というふうに思います。

画像10鈴木のnoteのQRコード。リンクはこちら

この度はご清聴ありがとうございました。

 


 

鈴木への登壇・講演等のご依頼については、ぜひこちらまでお問い合わせください。

 

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