在宅勤務でも部下育成を可能にする「攻めの1 on 1」の極意を学ぶ!
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【お知らせ】2023年10月1日にLINE Fukuoka株式会社からLINEヤフーコミュニケーションズ株式会社へ社名を変更しました。2023年9月30日以前の記事には旧社名で記載しています。
LINE Fukuoka HRチームの原田です。
コロナをきっかけに在宅勤務が進んだことで部下の様子が見えにくくなり、管理職―部下のマネジメントがこれまで以上に難しくなりました。
私たちは在宅勤務においても仕事の質を維持するため、「管理職向け1 on 1研修」を企画・実施しました。
本記事では、座学や実践を通した研修の一部と参加者の声をご紹介します!
在宅勤務下の部下のマネジメントや育成に課題を抱えている企業の方の参考になれば幸いです。
部下のサポートだけじゃない!育成につながる、攻めの「1 on 1」とは?
1 on 1とは?上司と部下の定期的な面談。週1、30分程度実施され、面談を通して部下の業務やキャリアの悩みをキャッチアップしサポートをします。
「管理職向け1 on 1研修」の内容は?
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マネジメントや部下育成の考え方、1 on 1の基本の型、1 on 1を通した部下育成の考え方や具体的なアクションを講義。
ディスカッションタイムでは、「部下と『学習契約する』が目から鱗でした。これまで、何をどこまで指摘すればいいのかわからなかったのですが、まず部下自身が伸ばしたいスキルを確認し、それに寄与するところのみ指摘し、他の細かいところは目をつぶる、というやり方なら効果的なフィードバックになる、と考えさせられました」という声が上がり、フィードバック1つでも学ぶことが多いです。
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冒頭から「コーチングってなんだと思いますか?」と切り出す小向。「えっと・・・単純に、教える??」など、自信なさそうに回答する受講生たち。コーチングについての理解が曖昧なことに気づかされます。
マネージャーが取得するべきコミュニケーション技術(ティーチング/コーチング/フィードバック)の考え方・留意するべきポイント・具体的な方法を学びました。
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3回の講義で最も重要なのが「フィードバックの基本」。特に相手にとって耳の痛い「ネガティブフィードバック」は伝え方に技術が必要で、勇気もいります。
部下の成長を促すための仕事の割り振りや業務サポート方法、フィードバックの考え方や伝え方の技術・フレームワーク・上達のコツについて講義されました。
以下は、第3回の研修内でのケースロールプレイの一部です。読者の皆さんはどんなフィードバックをしますか?
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座学と実践で学ぶ「管理職向け1 on 1研修」では、講義後に受講者の1on1を受けている社員に対してアンケートを実施しました。
質問項目は「上司の1 on 1がどうだったか」というもの。これにより、講義で学んだ内容の実践結果を受講者にフィードバックすることができます。
「管理職向け1 on 1研修」の受講者の声
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最後に、今回研修の講師を担当した小向からのメッセージです。
「昨今のビジネスの現場では働き方が大きく変化しました。その要因は以下の3つがあげられます。
①プロセスよりも結果にこだわる成果主義
②生産性が高まる一方のIT化
③コロナ禍で飛躍的に進んだ、場所や時間を選ばない働き方
成果や生産性は上がり、働き方は自由になりました。一方、同時に起きたことは『急激な個業化』だと考えています。
個業化が必ずしも悪いとは思いません。でも、ひとりぼっちで仕事をしていて助けを求めたくなることもあるんじゃないでしょうか。
1 on 1というコミュニケーションの手法は、そういった個業化による課題を助け、部下が自立的にイキイキと働ける組織にすることができると思います」
LINE Fukuokaではそのほかにも、全社員を対象に「ファシリテーション研修」「ロジカルプレゼンテーション研修」「在宅勤務におけるコミュニケーションと成果の出し方研修」等を企画・実施するなど、在宅勤務下の働き方に必要なスキルを磨く機会を社員に提供しています。
HRチームは、福利厚生や研修等を通して新しい働き方や環境の変化において、社員がイキイキと働ける職場づくりを目指しています。引き続き働きがい向上に向けた取り組みをLINE Fukuoka Pressより、積極的にシェアをしていこうと思いますので、ブックマークよろしくお願いいたします!