福岡のインバウンド体験をアップデート!Smart City Fukuoka Meetup#2開催
今後より一層、福岡のSmart City化を推進していくためには、福岡市の生活を支えている様々な団体とのコラボレーションが不可欠。
そんな思いから本年2月より、福岡の未来についてフランクに語り合う場、「Smart City Fukuoka Meetup」を実施しています。
第1回の様子はこちら↓
http://linefukuoka.blog.jp/archives/78493995.html
4/19(金)に実施した第2回のテーマは「福岡におけるインバウンドの未来」。
増え続ける外国人観光客の皆様に、もっとスマートな観光体験をお届けするためには?今回も参加企業・団体の皆様と、知恵を絞っていきます。
今回は下記の企業・団体の皆様にご参加頂きました!(五十音順)
・株式会社西日本シティ銀行
・株式会社西日本フィナンシャルホールディングス
・九州観光推進機構
・九州大学
・九州電力株式会社
・九州旅客鉄道株式会社
・シスコシステムズ合同会社
・SUiTO FUKUOKA
・西部ガス株式会社
・西部ガスリビング株式会社
・大日本印刷株式会社
・西日本鉄道株式会社
・福岡市役所
・福岡地所株式会社
Opening Talk
まずは取締役COO鈴木より皆様へのご挨拶。
続いてSmart City戦略室 室長の南方より、LINE Fukuokaについてやこれまでの取り組みについてご共有。LINE Fukuokaの考える、これからのインバウンド体験についてお話させて頂きました。
Key Note
続けてゲストスピーカーとして、九州観光推進機構 山本様に九州・福岡のインバウンドの現状についてお話頂きました。
年々増え続けている訪日外国人数。九州全体でみると、2010年から2018年でその数は約5倍に!今では年間500万人以上が九州を訪れているのだそう。
一方で、九州での滞在日数が短く、来訪人数に対して経済効果が薄いなど、まだまだたくさんの課題があるようです。
Ideathon
続いて後半では、
①現在の観光体験における課題
②テクノロジーを使った良き体験の設計
というテーマで、グループに分かれディスカッションを行いました。
仕事で得た知見、自身が海外に行った際の実感、いち市民として感じていることなどをふまえてざっくばらんに意見出し。議論が白熱し、「時間が足りない!」なんてグループもありました。
ディスカッション後は各グループの発表タイム。言葉の壁、決済の壁、情報の壁など、様々な観点からたくさんのアイディアが出てきました!
実際に出た「課題」と「テクノロジーを使った解決アイディア」(一部)
〈課題〉
・「自分らしい」体験を選べず、パッケージツアーに参加するしかない
・ツアーの間の「スキマ時間」の過ごし方がわからない
・日本語しか話せない人が多い
・現金決済の店・施設が多い
・バス路線が複雑
・観光に便利なアプリはあるが、乱立していてどれを使うべきかわからない
↓
〈解決策〉
・パーソナライズされたおすすめ情報の提供。地元の人しか知らないおすすめのお店なども含めてサジェストしてくれる。
・温泉の入り方など海外の方が不慣れなローカルルール、バスや電車など現地交通の使い方を、その人の母国語で案内してくれる。
・上記が決済まで含めて1つのアプリで完結できる
〈課題〉
・日本人とのふれあいがほしい
↓
〈解決策〉
・LINEグループを使って直接コミュニケーションが取れる仕組み。おすすめスポットや困りごとを気軽に尋ねられるようにする。
〈課題〉
・アレルギー表示がない
↓
〈解決策〉
・写真を撮ってLINEに送ればアレルギー食品の情報を教えてくれる
〈課題〉
・空港の待ち時間が長い
・九州での滞在期間が短い
↓
〈解決策〉
・待ち時間中に九州のおすすめスポットを紹介。「ここが今空いている」など混雑状況もわかるようにし、回遊を促す
ピンポイントの課題ではなく、複数の課題を同時に解決するアイディアを検討していたチームが多かったのが印象的でした。
外国人観光客の皆様に素晴らしい体験をして頂くために、「点」ではなく、「線」や「面」で解決策を考えていく。
それはやはり、一社の力では決してできないこと。
今回ご参加いただいた企業の皆様はもちろん、ALL福岡で、より良いインバウンド体験をつくっていきたいですね。
最後は恒例の集合写真。終了後もそこかしこで企業・団体の垣根を超えたコミュニケーションが生まれていました!
LINEはテクノロジーの力で街のSmart City化を実現し、それによって暮らしを豊かに、そして人生に良き変化を起こすことができると考えています。
これからも様々な団体とのコミュニケーション・協働を通して、福岡のSmart City化を推進したいと考えております。
LINE FukuokaのSmart Cityの取り組みにご興味を持っていただいた方は、ぜひ下記の連絡先にお問い合わせください。
【本件に関するお問い合わせ先】
https://linecorp.com/inquiry/linefukuoka/form.html