2022.09.15

[インタビュー]社員の業務課題をITの力で解決する「プロジェクトマネージャー/社内業務改善」

【お知らせ】2023年10月1日にLINE Fukuoka株式会社からLINEヤフーコミュニケーションズ株式会社へ社名を変更しました。2023年9月30日以前の記事には旧社名で記載しています。

「LINER～私のシゴト～」では、LINE Fukuokaで活躍するLINERたちのシゴトの魅力やキャリアについてご紹介していきます。
今回ご紹介するのはIT推進室の2名。社内の様々な業務課題に対して、ITを用いた課題解決を担っています。

塩川恭浩
IT推進室室長
独立系SIerのシステムエンジニア、食品物流、飲料系メーカーでの社内SEを経験後、2018年に入社。
業務改善チームのマネージャーを経て、社内改善に特化したIT推進室を立ち上げ。現在は室長を務める。

佐々木基之
IT推進室プロジェクト推進チーム所属
前職はSIerにて、Webアプリ開発・研修講師を経験後、2020年にLINE Fukuoka入社。
現在はプロジェクト推進チームにて、社内業務改善を担当。業務支援のWebアプリ構築やRPA自動化推進などを手掛ける。

─ これまでのキャリアと入社のきっかけを教えてください

塩川

LINE Fukuoka入社前は、独立系SIerのシステムエンジニア、食品物流、飲料系メーカーでの社内SEを経験しました。転職先としてLINE Fukuokaを選んだのは、社内SEとして働いている中で感じていたジレンマを解消できる環境があると感じたからです。前職では予算や要件の制限が大きく、最善だと思う提案ができない場面が多々ありました。LINE Fukuokaの選考を通じて、要件定義から裁量権を持って関わることのできる点を魅力的に感じました。

入社後も、裁量を持ってコンサルタントの領域にも関わることができ、やるべきだと思ったことを素直に提案できる点には、大きなやりがいを感じています。

佐々木

福岡のソフトウェア開発企業で、プログラマーとしてキャリアをスタートしました。
受託開発がメインでしたが、自社SaaSプロダクトのプロジェクトマネージャーを経験した際、要件定義から携われる仕事に興味を持つようになりました。

そんな中、2019年に開催されたLINE Fukuokaの採用イベントに参加したんです。当時説明してくれたのは塩川さんだったので、具体的な業務内容を聞いて、入社後のキャリアがイメージできました。プロジェクトマネージャーとしてのキャリアは数年程度だったので不安はありましたが、ユーザー（＝社員）の課題感や要望を捉えて形にしていく仕事に魅力を感じ、応募を決意しました。

─ 業務内容を教えてください

塩川

ポジション名に「社内業務改善」とあるように、社内で起こる改善ニーズに対して解決策の検討、開発実装、改善までを担うポジションです。プロジェクトマネージャーとして案件を管理し、パートナー企業に協力を仰ぎながら開発を進行していきます。

LINE Fukuokaには様々な部門が存在しますが、コーポレート部門に対する業務改善が7割程度、LINEサービスの運営部門に対するものが3割程度を占めています。

佐々木

LINEサービス運営の業務改善としては、直近LINEクーポンに関する運営業務の効率化に取り組みました。「LINEクーポン」とは、飲食店、コンビニ、スーパー、ドラッグストア、レジャー施設など全国のショップにおいて、画面を提示するだけで利用できるクーポンサービスです。

LINE Fukuokaではクーポンの登録業務を担当しているのですが、業務の非効率な部分が未だに多く、改善することで対応案件数の増加を目指したいとの要望をいただきました。

塩川

LINEクーポンは、加盟店数・ユーザー数共に非常に多く、LINE Fukuokaに加えてLINE株式会社にも関連部署が存在します。業務改善の影響範囲が非常に広く、要望事項全てに応えると長期化することが予想されたため、二段階に分け、まずはLINE Fukuokaの該当部署の業務について改善を試みました。

佐々木

部門の業務理解、運用フローのヒアリングを実施後、あるべき姿を提案し、解決策としてRPAによる効率化を実施しました。
現在は二段階目に移行し、Webシステム構築を行いながら、対象範囲内を広げて登録業務の効率化に取り組んでいます。

─ ポジションの魅力や、仕事を通してのやりがいや面白みを教えてください

塩川

LINE Fukuokaには、様々な部門が存在し、多様な業務が発生するため、改善ニーズは大きさ・内容共に多岐に渡ります。
常に要求が異なるので、前例がないという難しさはありながら、新しい改善に取り組めること、多くのメンバーと関わることのできる環境は新鮮で刺激的です。
社内SEとしてのキャリアを描く中で、ご自身の挑戦の幅を広げたい方にとっては非常に魅力的な場所ではないでしょうか。

佐々木

ユーザーが社員であるため、距離感が非常に近く、同じ目的に向かって伴走していけることは大きなやりがいですね。案件に寄ってはサービスにガッツリ入り込み、「もっとこうしたらどうか」を自ら提案・推進することができますし、ユーザーの要望に応えられたときにいただく「便利になった」の声は、この仕事を続ける一番の理由ですね。

─ 一方で、ポジションならではの難しさや苦労はありますか。

佐々木

裁量権があるからこそ、能動的に自らプロジェクトを作っていくことが求められる環境です。難しいと感じた場面でも、立ち止まらず周囲に働きかけることについては、人によってはハードルを感じることもあるかもしれません。私自身も、入社後3ヶ月ほどは、社内の関係構築や、業務の進め方を把握するので精一杯だった記憶があります。

塩川

確かに。佐々木さんも入社後半年ほどで、業務の進め方の勘所や、ステークホルダーとの関係性を掴んで、どんどん自分を出せるようになっていった気がします。

新しく入社した方にも、早期に成功体験を積み重ねて自信をつけていただきたいという想いがあり、お任せする案件は徐々に拡大していくよう心がけています。入社直後は、関係者が比較的少なく短納期の案件を担当いただき、規模や影響範囲を少しずつ広げていくことで、徐々に業務に慣れてやりがいを感じられるようにしています。

─ 前職のどんな経験が活きていますか。

佐々木

プログラマーとして働いていた経験は、システムを構築する際のパートナー企業様とのコミュニケーションで活きています。
開発経験を通して仕組み自体を理解していることで「この仕様は時間がかかりそうだな」「別の方法で代用できそうだな」など主体的に考えることができます。

塩川

どの手法を選ぶかまで全て決めていく必要があるので、要件定義に携わった経験は大きく生きると感じますね。
また、修羅場をくぐった経験も（笑）。もちろん必須はないですが、開発にトラブルはつきものですし、その経験がある方は強いな、といつも感じます。

─ 最後に、どんな人と一緒に働きたいか教えてください。

佐々木

一言でいうと「前向きな方」です。
進め方に正解がない仕事なので、トラブルが起きた場合や、技術的に難しい局面において「どうすれば実現できるか」を模索し続けるメンバーが活躍していると感じます。

そのような姿勢で仕事すると、ユーザーからの信頼感も芽生え「またこの人にお願いしたい」と言ってもらえるプロジェクトマネージャーになれると思います。

塩川

多種多様なバックボーンを持つメンバーが集まっていることで、部門としての総力が上がっていると思うので、一概に「この経験が必須」というものはありません。
SIer出身者もいれば、インハウスの社内SEやヘルプデスク経験者、中にはひとり情シスだった方も活躍しています。志向も様々で、「開発案件のプロジェクトをしっかりマネジメントしたい」という人もいれば「事業会社で働きたい」と入社した人もいます。

ただIT推進室で活躍するために求められる点を一つ挙げるならば「伝えたいことを適切な方法で伝える」力です。最低限の知識を備え、情報を精査し、相手に魅力の伝わるプレゼンテーションをおこなうスキルとコミュニケーション能力を持っている方であれば、当社のプロジェクトマネージャーとして力を発揮していただけると思います。

LINE Fukuokaでは福岡から“WOW”を生み出すべく、共にチャレンジする仲間を募集しています！
今回インタビューをした「プロジェクトマネージャー/社内業務改善」に関連する募集はこちらからご覧ください。