未来につなぐ、第0歩。2つの文化を融合した表彰イベント「LINEヤフーコミュニケーションズAward2024」初開催の裏側とは

こんにちは!LINEヤフーコミュニケーションズ広報の鶴ヶ野です。
北は八戸、南は那覇と全国7拠点に広がるLINEヤフーコミュニケーションズ。
2月に開催された「LINEヤフーコミュニケーションズAward 2024」は、会社 統合後、初めての社内表彰イベントとなりました。
2023年10月に統合して以来 、LINEヤフーコミュニケーションズは、異なる文化や価値観を融合させ、より強固な組織となるべく、さまざまな取り組みをおこなってきました。本記事では、実行委員長の高木勘生さんにインタビューをおこない、イベントの裏側や、統合によって新たに生まれた企業文化の形成 について詳しく聞きました。
【プロフィール】
CSオペレーション本部 決済オペレーション推進部 部長
LINEヤフーコミュニケーションズAward 実行委員長
高木 勘生(たかき かんせい)
ー はじめにLINEヤフーコミュニケーションズAwardについて概要を教えてください
高木:このアワード は、当社の各部署で取り組んでいる「良い仕事」を、部署を超えて見える化する表彰イベントです。LINEヤフーコミュニケーションズとなって初めての開催となりました。
― 実行委員長になられた背景を教えてください。
高木:旧ヤフー、旧LINE Fukuokaそれぞれで表彰制度はありましたが、開催頻度や規模感は異なっていました。統合して初めて実施する表彰式で、開催形式を検討した際、旧LINE Fukuokaの形式を踏襲した形で進めることになったんです。
この場合、ヤフー社員にとっては馴染みのない形式になるんですよね。 こうした決定も踏まえて、両社の 一体感をどうやったら醸成できるかを考えたときに、ヤフー出身の私が委員長になることで旧ヤフーの社員が置いてけぼりにならないようにしたいと思い、実行委員長に手を挙げました。
社内イベントでお馴染みのひよこコスプレで登場する高木。会場も配信も一気に盛り上がりをみせた。
「やるか悩んだけど楽しんでほしくて、気がついたらひよこになっていました」と高木。
― コンセプトについて教えてください。
高木:初めての開催となった本年度のコンセプトは「未来へつなぐ、第0歩」としました。はじめから完璧にできなくても、まずは第0回として表彰イベントの土台をつくることで、一体感を感じるきっかけにしてもらいたいという思いを実行委員の全員がもっていたからです。実際にミーティングの中でも「今回は第0回っていう気持ちやろう」という「ゼロ」っていうワードがめちゃくちゃ上がりました。
― 土台をつくるうえで直面した難しさはありましたか?
高木:審査基準、表彰部門をゼロからつくるところですかね。お互いにやっていることも違う中で、共通の軸を見つけ言語化する難しさがありました。Awardの準備には全部で10ヶ月、週1での会議やオフライン合宿を重ねてすり合わせしてきましたが、審査基準や表彰部門の検討には3ヶ月近く議論を重ねました。 その結果、「コミュニケーション」「ユーザーファースト」「ネクスト」の3つがお互いの共通した軸として着地し、これらをたたえるプロフェッショナル部門を立ち上げました。
【プロフェッショナル部門】
「WOW」や「!」に直接つながる成果を創出した仕事を表彰します
コミュニケーション賞:良いコミュニケーションを成果につなげた施策をたたえます
ユーザーファースト賞:ユーザーファーストの視点を成果につなげた施策をたたえます
ネクスト賞:次なる成果につながる施策をたたえます
プロフェッショナル部門とは別に、表彰イベントに参加する間口を広げて多くの社員にも参加してほしいという思いもあったので、自薦・他薦を問わず感謝を伝える場としてサンクス部門もあわせて立ち上げました。
【サンクス部門】
サービスや組織を支えてくれた仕事に感謝を込めて表彰します
ブレイクスルー賞:困難な状況を打破した人・施策をたたえます
サポート賞:サポートにより組織やサービスを支えた人・施策をたたえます
ニュースター賞:組織の中で最も高い成長率をみせた人をたたえます
― 印象的だった文化の違いはありましたか?
高木:仕事の進め方に関して違いはありませんでした。 旧LINE Fukuokaの文化として印象的だったのは、規模の大きいイベントをつくりあげていくうえでプロフェッショナルな人が多かったことですね。 設計から配信運営、クリエイティブ、特設サイトの作成まですべて社内で完結できることに驚きました。旧ヤフーのプロフェッショナルさでいうと、元々全国に拠点があったこともあって、自分が所属する拠点だけじゃなくて、他拠点も含めてどう感じるのかといった横のつながりを常に意識している点にあります。たとえば、エントリー者全員に配布したIdea Bookについては、拠点で配布できるかや、配布手法を考慮し、全拠点のつながりを意識して企画を進めました。
Awardのオフライン会場を博多拠点にしたこともあり、全国に広がる拠点の社員をどう巻き込むかが難しかったです。
配信時の音響や画面のスイッチングも社員が担当。(画像左)
新しいアイディアが閃いたときに残しておけるようにIdea Bookを関係者に配りました。(画像右)
ー 実際にAwardが終わって今の心境はいかがでしょうか?
高木:まずは無事に終わってほっとしましたね。
反省点としては、やはり初回ということで全拠点の巻き込みについては課題があったかなと思います。ただ、Awardは一過性のものではなく、来年も続いていくものだと思うんです。今回Awardってこういうものだよ、というのが全社員に伝わったと思うので、次回開催時にもっと巻き込みやすくする土台は作れたと思っています。
社内アンケートでは「表彰式の場を目指せるように仕事を頑張っていきたい」「楽しい雰囲気が伝わった」とポジティブな意見も多く寄せられました。反省点も良かった点も全部含めて次につながる糧になりましたね。
実際のAwardの様子。実は表彰式だけではなく、その後開催された、受賞者と審査員との振り返り会や、懇親会まで実行委員のみなさんが企画しました。
高木:あと、実行委員みんなが楽しかったって言ってくれたことが何気に一番嬉しかったです。本当にスーパーメンバーでした。 私も一番楽しんでいた自信があります!
企画が動き出した当初は、お互いはじめましての人たちばかりでしたが、発足からAward本番を迎える10ヶ月の間で信頼関係が構築されて一体感をもって土台をつくれたと実感しています。
会社としても全拠点が一体感をもって推進していくのはすごく重要なことだと思っています。今回の表彰イベントをきっかけに、LINEヤフーコミュニケーションズがさらに一体感が生まれるような仕掛け作りに引き続きチャレンジしていきたいですね。