【イベントレポート】未経験入社者が大活躍中!LINE Fukuokaの「テスター」ってどんな仕事?

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【お知らせ】2023年10月1日にLINE Fukuoka株式会社からLINEヤフーコミュニケーションズ株式会社へ社名を変更しました。2023年9月30日以前の記事には旧社名で記載しています。

 
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弓削

こんにちは、Marketing Communication室の弓削です。

先日、「テスター採用説明会」がオンラインで開催されました!
イベント概要はこちら

未経験で入社し、現在活躍する社員が多数登壇した当イベント。
当日は100名近くにご参加いただきました!
本記事では、当日の内容を抜粋してお届けします。

テスターのお仕事に興味がある方や経験者の皆様はもちろん、
「LINE Fukuokaに興味はあるけど、異業種から転職する自分にできる仕事はある?」
などお悩みの方もぜひご一読ください!

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合わせて、当日のアーカイブ動画も公開しております。(1時間27分)
ご興味をお持ちの方はこちらもぜひ、ご覧ください^^
https://youtu.be/nNoW4wxNnSg

 

LINE Fukuokaとは?

まずはLINE Fukuokaのご紹介。
LINE FukuokaはLINEの国内第二拠点。サービス運営、企画・マーケティング、技術、デザイン、コーポレートと、サービスの企画から運営まで一気通貫で行える体制を持ち、2022年4月時点で1376名が所属する9年目の企業です。
国内外のLINEグループ各拠点と連携し、国内9200万人、グローバルで1億9300万人が利用する(※)LINEアプリをはじめとしたサービスの提供に携わっています。

詳細はコーポレートサイトをご覧ください。
https://linefukuoka.co.jp/ja/

※2022年6月現在

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「テスター」はどんな組織で、どんな仕事をする?

今回のテーマとなる「テスター」の仕事や、入社された方が所属することになる「サービステストセンター」についてはこちらの2人からご紹介。

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弓削

なお、菅さんも未経験入社でテスターから室長(他社で言うと「部長」クラス)にステップアップされた方です!

 

LINE Fukuokaの「テスター」ってどんな仕事?

:LINE Fukuokaのテスターは、LINEグループが提供するサービスのテスト関連業務を担います。
サービスを安定した品質でユーザーに届けるのが責務であり、サービス提供までの一連の流れの中で、「最後の砦」と呼ばれることもあります。

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どんな組織で働くことになる?

:サービステストセンターは、国内外で開発されるLINEサービスに対し、リリース前のテストを担うLINEグループ最大の組織です。
現在は390名が所属し、150のプロジェクトを担当しています。

センター内には2つの室が存在し、その中でさらに少人数のチームが構成されています。
チームそれぞれが担当サービスを持ち、独立して動いています。

個人の役割は主に以下の3つに分かれます。
・テスト工程全体を管理する「テストマネージャー」
・テスト実行のとりまとめや準備タスクを担う「テストコントローラー」
・テスト実行に責務を持つ「テスター」

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テスターも知識・経験によって役割が細分化されており、用意されたケースに沿ってチェックを行うだけでなく、テスト計画から実行まで一気通貫で担う方もいます。

テスト業界では、テストのいろはを覚えた後、テストリーダーとして進捗管理を行い、最終的には組織管理者にというキャリア形成が一般的ですが、
LINE Fukuokaにおいては、テスト実行面だけでもキャリア形成できる環境があります。

 

どんなサービスに携わる?

:テスターとして携われるサービスは多種多様です。
LINEアプリのように膨大なユーザーを抱えるサービスの保守的なテストから、新規サービス立ち上げ時のテストまで、ひとつの会社にいながら様々な規模・事業のプロジェクトに携わることができます。
サービスの幅が広いため、未経験でも過去の仕事経験を活かせる場面は多くありますし、実際に他業界の経験を活かして活躍している社員が多数います。

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組織のカルチャーは?

:LINEグループの国内外拠点から、様々な職種のメンバーがワンチームになってひとつのプロジェクトに取り組む中で、共通して大切にしているのが、“Users Rule”。
要件定義通りに動くかはもちろん、ユーザー観点を大切にし、ユーザーにとって使いづらい箇所や必要だと思う改修があれば積極的にフィードバックしています。
それを受け入れる文化がLINEグループ全体にあります。

また、運営部署の多いLINE Fukuokaならではの特徴として、「ユーザーの声を拾いやすい」という点があります。
LINE Fukuokaにあるカスタマーケア部門と連携し、イシュー発生状況とユーザーの声を相互に共有することで、バグの早期発見や、今後のユーザーシナリオに活かすといった部署横断の取り組みも行っています。
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:こうした取り組みの背景にあるのが“LINE STYLE”です。
WOW創出のためであれば、役割・キャリアを越えてチャレンジすることがLINE全体で推奨されています。スライド25

※LINEの価値基準“WOW”と“LINE STYLE”についてはこちらもぜひご参照ください
https://linefukuoka.co.jp/ja/company/mission

 

1日の仕事の流れは?

:参考に、未経験で入社したテストコントローラー社員の1日をご紹介します。

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彼女は入社後、テスト実行から徐々に業務領域を広げ、現在はテスター10数名規模のプロジェクトで業務リードを担当しています。
自らテスト実行をしつつ、担当者間でのミーティングも複数行っています。

テストというと、端末と黙々と向き合うイメージを持たれる方も多いと思いますが、
実はコミュニケーションが大事な仕事です。
役割で壁をつくらず、プロジェクトメンバー全員で良いものをつくる、という意思を持って取り組める方を歓迎しています。

 

入社後のキャリアは?

野原:テスト業務の中には、計画、どんなテストをすべきかの分析・設計、手順書の用意、テスト実行と複数のフェーズがあります。
どのフェーズを担当するか、スキルに合わせて役割分担しています。スライド33
野原:この役割をベースにステップアップしていくのが一般なキャリアプランですが、テスト自動化の推進やマネジメントのキャリアもあり得ます。
入社後、一緒に考えていきましょう。

キャリアアップに関しては、必要なスキルをマッピングした「スキルマップ」もあります。
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野原:自身の現在地を確認し、今後どんなスキルが必要か考える指針として活用しています。
各スキルに応じた研修もあり、オンラインでいつ何度でも受講可能です。
もちろん研修で全てがわかる訳ではないので、実践を合わせてスキルを身につけていただきたいと思います。

研修資料は鋭意制作中ですので、過去研修制度に携わった経験がある方は、その面でもご活躍いただけるかもしれません。

 

苦労は?やりがいは?未経験入社者が語る!

続いては、未経験入社後、活躍中のメンバーによるパネルディスカッション!
参加メンバーはこちら。

パネリスト紹介

キャリアチェンジのきっかけ、理由は?

正本:「金融業界での経験を生かして、若い人たちを手助けしたい」が転職時の軸でした。
証券会社に勤務していたときはターゲットが高齢の方や富裕層だったので。
20~30代をターゲットとしたサービスであるLINE証券に携われる、というのが応募のきっかけになりました。

東野:前職の経験を活かした転職大成功例ですね!

城野:私は「PCを使えるようになりたい」というのがきっかけです。
以前は工場勤務で、PCに触れることがなくて。
PCが使えるようになれば仕事の幅も広がると思い、自宅でタイピングの練習などを始めました。
平行して転職活動をする中で、「業界未経験者可」というLINE Fukuokaのテスター募集を見て、ダメ元で応募しました。

古館:私は自営業をしていた時に、業務効率化のためにプログラミングを学んだことがありまして。
その流れでIT業界に興味を持って、LINE Fukuokaの求人を見つけました。

古舘さん

入社後はどんなキャリアを歩んできた?

古館:入社後はテスト実行から経験し、テストケース作成、テスト観点出し、テスト計画作成と徐々にできることが増えていきました。
入社後に自動テストにも興味を持ち、ノーコードのテスト自動化ツールを使った自動テストにもチャレンジしています。

正本:私もテスト実行からスタートし、1年後にSVになりました。
入社年次に関わらずチャンスが与えられる社風を感じましたね。正本さん

実際にテスト業務をやってみてどうだった?苦労したことややりがいは?

古館:苦労したことは横文字の多さですかね…最初はわからず…。
一方で、元々プログラミングを勉強していたので、業務の中で様々な技術を知れることがやりがいになっています。

城野:私もITやテスト用語を覚えるのに苦労しています。
3年勤めていまだ頭に入っていないものもありますが、何とかなっているので未経験者の方も安心してください。(笑)
やりがいを感じるのは、やはり自分が試したテストがバグの発見につながって、企画や開発の担当者から感謝されたときですね。

東野:日々新しい技術や用語が出てくるので、完璧に覚えるのは難しいですが、その中で調べ方が身についていきますよね。
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正本:私はテスト経験が少ない状態で管理の仕事をさせていただいたので、テスト実行者としてもSVとしても中途半端だった時期があります。
メンバーに相談して、プロジェクトのアサインを工夫しながら、自身の経験を増やしていきました。

嬉しかったのは、前職の知識が役に立ったことですね。
今LINE証券に関わっているのですが、例えばバグが起きて口座開設時に必要な「規約」が表示されないとどうなるか?という話を共有会でさせてもらいました。
テストで防げることは必ずテストケースに組み込んでテストしましょう、と伝えたところ、
「実際に自分のプロジェクトのテストケースに盛り込むようにした」という声をもらいました。自分が動いたことでいい影響があったと思えて、嬉しかったですね。

戸田:私は入社後、担当プロジェクトが10個以上変わったのですが、そのたびに勉強が必要でした。苦労ポイントではありますが、その中で自身の成長を感じられて、やりがいにもなっていますね。
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どんな観点でテストを行っている?

東野:テスト実行前には、正しく動作するか確認するための着眼点の洗い出しが必要ですが、皆さんどんな風に考えていますか?

古館:まずは仕様書ベースに洗い出しつつ、ユーザーの使いやすさを意識しますね。

城野:私もユーザーの使い勝手や利用シーンを考えて実行しています。
実際に自分がテストしているときも、ここにトップに戻るボタンがあったら便利だなとか、
この文章だとユーザーに伝わりづらいなと感じたときに、企画・開発に変更可能か問い合わせています。

東野:仕様書通りに動くのは大前提ですが、ユーザビリティを大事にしたいですよね。

城野さん

どんな人が向いている?

戸田:柔軟性がある人、ですかね。
テスト実行対象に対して常識にとらわれずにテストできるか、仕様や状況の変化に対して柔軟に対応できるか。
相手に思いやりを持って考えられる人、気が利く人も向いているのではないでしょうか。
この辺の配慮はバグの報告書にあらわれると感じます。
どう書いたら相手がわかりやすいか、他に相手が欲しい情報がないかなど、考えた結果が報告文に反映されるなと。

東野:ユーザーの立場や報告書を受け取る相手のわかりやすさなど、想像力を持って動ける方は私もぜひ一緒に働きたいなと思います。
実際にそういう方が活躍している印象もありますね。
状況の変化がめまぐるしいので、柔軟な対応ができる方、というのも同感です。

 

当日参加者からのQ&A

評価基準は?

:成果評価が基本です。スキルレベルや参加しているプロジェクトの規模などではなく、あくまで半期でどれだけ成果をあげられたかで評価します。
前提として、LINE Fukuoka全体で各雇用形態に対して人事グレードがあり、各グレードに対する職種別の役割や期待値、責務が設定されています。
スキルが無視されるわけではなく、期待値が明確な中で、どれだけ実績があげられたかを見ていきます。
それと別に同僚・上司・部下からの360度評価もあり、実情に即した評価がされるようになっています。

未経験入社で活躍している人、どれくらいいる?

野原:「活躍している人」のパターンは色々ありますが、たとえばテストマネージャーや、テストコントローラーの4割ほどは未経験入社者ですね。

野原さん

テスト業務のために日々学んでいるのはどんなこと?

東野:学ぶべき知識は本当に幅広いですが、まず汎用的なIT知識を持っておいて損はないと思います。ITパスポートのような資格試験にトライするのもいいかもしれません。
他にもテスト業務に関する書籍や資格試験もあるので、活用して知識を身に着けていただけると、役立つときがくると思います。

 

各役割で雇用形態の区切りはある?

準社員→正社員へのステップアップはどれくらい時間がかかる?

:各役割で明確な雇用形態の区切りはありませんが、LINE Fukuoka共通の人事グレードによって、同じ役割でも準社員か正社員かで求められる成果が変わってきます。

ただ、テストコントローラーよりテストマネージャーの方が求められるスキルや成果のフィールドが大きいので、テストマネージャーの多くが正社員、テストコントローラーの多くが準社員という比率にはなっていますね。

準社員から正社員へのステップアップにかかる期間的な基準はなく、これまでの実績だけでいうと2~3年が平均です。
先ほどお伝えした期待役割のなかでどれだけ成果を出せているか、更に上位の役割を担うための知識経験を蓄積できたかという点が重要ですのでその点での個人差はあり、また、研修制度等も充実していなかった頃の平均になりますので、あくまで目安として捉えて頂けたらと思います。
菅さん

内容盛りだくさんでお送りした、テスター採用説明会のレポートをお届けしました。いかがでしたか?

サービステストセンターでは引き続き仲間を募集しています。
ご興味をお持ちの方はぜひ、こちらの応募要項をご覧ください!

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