「マラソンの最後にランナーと応援者がつながれるサービスを」福岡マラソンで提供する”THANKS CARD”とその裏側をご紹介
こんにちは!LINE福岡マラソンProjectの種子島(おたね)です!
LINEは福岡マラソンにオフィシャルコミュニケーションパートナーとして参画し、コミュニケーションの力で大会を盛り上げるべく、様々な企画を実施しています。
全施策をまとめたプレスリリースはこちら
今回は第三弾の施策「THANKS CARD」について、 サービスにこめた思いやこだわりについて、企画者の私とデザイナー、開発者の視点から熱くご紹介させていただきます!
「THANKS CARD」で一生に一度の記録とともにメッセージを送ろう
「THANKS CARD」はマラソン大会史上初、ランナーから応援者へ、完走タイム入りメッセージカードをLINEでつくって送れるサービスです。福岡マラソンのLINE公式アカウントと友だちになることでご利用いただけます。
ランナーは家族やラン仲間などたくさんの方に支えられ42.195kmにチャレンジします。「普段言えないこと」「秘めていたあの言葉」など、「完走した今だから伝えられるメッセージ」を応援してくれた方々に「LINE」で送ってほしい!そんな思いでこのサービスをつくりました。
ランナーは家族やラン仲間などたくさんの方に支えられ42.195kmにチャレンジします。「普段言えないこと」「秘めていたあの言葉」など、「完走した今だから伝えられるメッセージ」を応援してくれた方々に「LINE」で送ってほしい!そんな思いでこのサービスをつくりました。
技術面では、LINE が提供する、「LINE Front-end Framework(LIFF)」を活用することで、すべての操作をLINE上でスムーズに行うことができ、マラソン完走後で疲れていても簡単にご利用いただけます。
さて、 ここからはこのサービスのアイデアがどのように生まれ、デザインされ、開発されたのか、それぞれの担当者の思いやこだわりポイントをご紹介させていただきます!
<①サービス企画について>
マラソンの最後にランナーと応援者がつながれるサービスを
まずは企画者のわたしからこの企画がどのように生まれたのかお話させていただきます。
LINEの福岡マラソンProjectは今年の7月に発足しました。
LINEの福岡マラソンProjectは今年の7月に発足しました。
「これまでにない最高のマラソン大会にするために、今年はどんなサービスをつくろうか?」そんな議論を積み重ね準備を進めてきました。
↑福岡マラソンProjectの企画メンバー(左:酒井 中:種子島 右:弓削) 今年の福岡マラソンのテーマは「つながる」です。街の魅力をより多くの方に体験いただくため、ランナーだけでなく応援者、ボランティアなどたくさんの人がつながり、福岡マラソンを通して福岡という街を楽しんでいただくことを目的に掲げています。
私は本件で初めてマラソンに触れたのですが、プロジェクトを通して、ランナー・応援者・運営…本当にたくさんの方が支え合って完成するのがマラソン大会だと知りました。街をあげてコースを整備し、安全な運営をサポートする人たちがいて、練習を支える家族や仲間がいて、当日は沿道で約25万人の方が応援をし、ランナーは応援に応えて42.195kmを走り抜く。42.195kmには色んな方の思いが詰まっています。
そんなマラソン大会を支えるみなさんがもっとつながり楽しめるサービスをLINEから提供したい!
と考え、応援者からランナーへ贈る「 42 の応援メッセージ」やランナー同士をつなぐ「 LINE チャレンジチーム2019」の施策を実施してきました。
そして今回の「THANKS CARD」は、マラソンの中でも一番の想い出となるランナーのフィニッシュの感動を、マラソン大会を支えるみなさんで分かち合えるサービスを作りたいと考え、UIデザイナーの佐々木さん、京都開発室の岡本さんに相談するところからスタートしました。
↑福岡マラソンProjectのKGI
<②サービスデザインについて>
最初はカードではなくスタンプだった
種子島:もともとはランナーから応援者へ完走タイムが入ったスタンプを送れるサービスをつくりたい!と相談してましたよね。
※こんなやつ
佐々木:そうでしたねー。でも、ランナーが本当にそのスタンプを送りたくなるだろうか?送りたくなるものってなんだろう?って考えた時に、マラソン完走は特別な体験だし、その時だからこそ伝えたいメッセージがあるのではないか?と考えたんです。それでメッセージカードの形を提案しました。
種子島:提案の際に送ってくれたメッセージカードの例が最高でした。企画チームもやりたかったのはこれだ!と盛り上がりました。パパのやつとか泣けます。そしてデートに誘う方はめっちゃタイム速いんですよね(笑)
佐々木:「このゴールをきっかけに」どんな人が、どんなメッセージを送れるのかをイメージして作りました。また、「このゴールをきっかけに」新しいストーリーが始まることで福岡マラソンは走って終わりじゃない、走った後も楽しいマラソン大会にできるのではないかと考えました。
種子島:本当素敵。企画者(私)の雑な「こんなことやりたい!」を綺麗に料理して、ストーリーを添えて素敵なUI・UXを作り上げる。本当にこんな素敵なサービスになったのは佐々木さんのおかげです。ありがとうございます!
佐々木:いえー。たくさんの人に使っていただけると嬉しいです。
(左:インタビュアー弓削 中:企画種子島 右:デザイナー佐々木)
(絵:佐々木)
<③サービス開発について>
LINE Front-end Framework(LIFF)の可能性を示したい
種子島:今回のサービスでは『LIFF』という技術を使ってるんですよね。実は僕これまでこの機能のこと知りませんでした…
岡本:開発者じゃないとあまり触れる機会はないですからね。LIFFはLINEが提供するウェブアプリのプラットフォームで、簡単にいうと、LINE上でWEBとLINEの機能が両方使えるように整備されたプラットフォームですね。
種子島:LINEのIDやメッセージ送信などの機能をWEBの機能と組み合わせることができるんですよね。
岡本:おっしゃる通りです。今回のサービスでは大きくは2つのLIFFの機能を活用しました。1つは「メッセージを送る機能」です。WEBの機能でメッセージやタイムを入れたカードを生成した後、そのカードをLINEでスムーズに送ることができます。
種子島:メッセージカードを作るのも送るのもLINEですべてできるのがいいですよね。他にアプリをいれる必要もないし、ブラウザを切り替える手間もない。
岡本:そうですね。そこがLIFFのいいところです。もう1つ今回のサービスで活用したのは「QRコードリーダー」です。これは特別ライブラリーが必要なくQRコードリーダーを立ち上げることができ、QRコードから受け取ったデータをJavascriptで操作できるのがポイントです。
種子島:LINEの機能にあるQRコードリーダーを活用することでより簡単にQRコードリーダーを使ったサービスをつくることができるんですね。福岡マラソンみたいなイベントでは、毎回アプリをつくってダウンロードしてもらうのも難しいですし、LINEの機能を使ってサービスを提供できるのはいいですよね。LIFFは今後どのようになっていくんでしょうか?
岡本:今後はLINE上で動かすWeb Applicationの基盤として、LINE Platformとの連携機能を更に強化していきます。LIFFの機能は外部にも公開しているので、より多くのサービス提供者に使っていただける技術にしていきたいと思っています。
種子島:来年にはもっともっとできることが増えていそうですね。ちょっと早いですが来年の福岡マラソンのサービス開発もどうぞよろしくお願いします(笑)
※QRコードは(株)デンソーウェーブの登録商標です
京都開発室のみなさん
ということで、長くなりましたが「THANKS CARD」がどのような思いでつくられたサービスなのかご紹介させていただきました。
福岡マラソンに参加する方はもちろん、参加しない方も、このサービスを使って感謝を届けていただけると嬉しい限りです。サービスはマラソン当日11月10日から期間限定でお使いいただけるので、ぜひぜひ使ってみてくださいませ!
そして最後に、一足先にサービス開発は走りきったということで、私から関わっていただいたすべての方へ「THANKS CARD」を送らせていただきます。福岡、京都、東京、場所に関係なく一丸となってこのサービスを作り上げられたことを誇りに思います!本当にありがとうございました!