「『機能観点』だけでなく、『非機能観点』の改善まで提案する」QA室のわたしがやっていること
最初のキャリアは自身でシステムをつくるプログラマーだったという池田に、QA室の魅力ややりがいについて聞きました。
福岡県出身。大学卒業後、大手電力会社のSIerにてキャリアを積んだ後、2018年入社。
―これまでのキャリアについて教えてください。
池田:大手電力会社のSIerで、システム開発に7年半携わっていました。
大学では音響工学を学んでいて、プログラミングは全くの専門外。エンジニアとしてのスキルは入社後にイチから身に着けていきました。
2. LINE Fukuokaへ入社した理由は?
―LINE Fukuokaへ入社したきっかけは何だったんでしょうか?
池田:実は、小学校からの友人が元々LINE Fukuokaにいまして。
昨年のちょうど今頃飲みに行ったのですが、その時に「QA室を救ってくれ!」と口説かれました。(笑)
―それはすごい口説き文句ですね。(笑)元々転職の意向はあったんですか?
池田:いえ、前職に不満はなく、元々転職するつもりもなかったんです。
ただ、昔から色々長続きしないタイプだった友人がこんなに楽しそうに働き続けてるなんて、一体どんな魅力があるんだろうと気になってしまって。(笑)
前職では、7年半勤めたこともあり、自分がいつどのくらいの職位につくだろうとか、どれくらいのスキルがつくだろうとか、ある程度先が見えてきていたんですよね。
友人の話を聞いていたら、今見えているレールに乗るよりもこちらに来た方が面白そうに思えて。なので、飲みに行ったその日に応募しました。(笑)
3. 現在の仕事内容とやりがいについて教えてください
―まさに思い立ったが吉日、の転職でしたね。今のお仕事内容について、教えて頂けますか?
池田:現在はQA室の中でも、LINEの戦略事業のひとつである「LINE Clova」に関わるQAを受け持つ組織のマネジメントを担当しています。
開発者が実装したアプリケーションが正しく機能しているか。
リリースする前のチェックに加えて、リリース後も本番環境できちんと動作しているかの確認も行っています。
やろうと思ったら無限にできてしまう仕事なので、定められた納期までにどれだけ効率的に、効果的にやれるかを考えるのも仕事のひとつです。
また、設計通りに動いているかというのはもちろんですが、
「機能」だけでなく「非機能」の部分、例えば
「操作性は良いか、わかりやすいか」
「世の中=ユーザーに対して、狙い通りのインパクトを与えられているか」
といった観点でもチェックしています。
―そこまで見ているんですね!
池田:LINEはやっぱり「WOW」を追求する会社なので、開発者ではない第三者の目線で「もっとこうした方がいい」とブラッシュアップしていくことが大事だと思うんです。
マネージャーとしても、非機能の観点まで含めて改善提案ができるエンジニアを育てていきたいと思っています。
―なるほど。どんな方だと、この仕事がマッチしそうですか?
池田:私自身、キャリアの最初はプログラマーで、その後プロジェクトリーダーになってと、開発案件を上流から下流までやってきました。
今は自分が直接コードを触る訳ではないですが、開発者としてのバックグラウンドを持っているのは強みになると思います。テストで検出した不具合の原因について直感的に見当が付きますし、開発業務を通して培ったエンジニアリング力はテスティング工程で大いに役立ちます。
―池田さんのようにイチから開発する楽しさも知っている方にとって、QAの魅力って何なのでしょうか?
池田:私は「計画」とか、「考えること」が好きなタイプなんです。
なので元々開発工程の中でも、QAのパートにあたるテスト計画を立てるのが一番好きでした。
限られたスケジュールの中で、どこを確認していけば問題無くリリースできるか。
それを計画して、進めていくことが楽しいんですよね。エンジニアとしては少し変わってるかもしれませんが。(笑)
開発者が様々な難関を乗り越えてつくったサービスを、世に出す前、誰よりも先に触れる。
単純にそのことにもわくわくしますし、開発工程の苦労がわかるからこそ、よりありがたみを感じて、「もっと良くしたい!」と思えるのかもしれません。
―なるほど。確かにそれはこの仕事の特権ですね。逆に大変なことはありますか?
池田:IT技術はもちろんのこと、LINEのサービスも常に進化しているので、テストの仕方、QAの在り方も日々変わっていきます。
そのたびにイチから勉強して、理解していく必要がある。
特にLINE Clovaは戦略事業ですし、熾烈な競争の中で変化のスピードも速い。その分難しいことも苦労もありますが、だからこそやりがいもあります。
―「LINE FukuokaのQAならでは」の魅力を一つあげるとしたら何でしょうか?
池田:やはりユーザースケールですね。
国内外、膨大な数のユーザーが日々利用しているサービスに福岡で携われること、AIという領域でグローバルジャイアントと本気で戦っている組織の一員になれたことは誇りですし、やりがいになっています。
―入社から1年。「LINE Fukuoka」の「らしさ」ってどんな点だと思いますか?
池田:ひとりひとりの裁量の大きさや、チャレンジを応援する文化でしょうか。
前職は手順書や制度設計が完成していて、良くも悪くも「その通りやる」ことが大前提でした。
LINE Fukuokaの場合は、まだまだ色んなことが未完成で、決まってないことの方が多い。
それを決めていくこと、無いものをつくっていくことが仕事です。
一方で、ビジネスのスピードを落とさないことが大前提。
だからこそ、都度お伺いを立てながら進めていく形ではなく、
ひとりひとりを信じて、任せる文化があると思います。
今の上司も、「失敗しても良い」と許容してくれる人です。
チャレンジしたいことに対して「やったらいいじゃん」と背中を押してくれる。
これは上司自身も仰っていたのですが、ブレーキをかけられないので怖さもあります。(笑)
ですが、一歩踏み出すことをためらわなくて良い。それはLINE Fukuokaの魅力だなと思います。
5. 私が福岡から実現したいWOW
池田:繰り返しになってしまいますが、AI領域は今、グローバルで熾烈な戦いが繰り広げられています。
そこに本気で挑む組織の一員として、しっかり結果を出していきたいですね。
【私が好きなLINE STYLE】
依頼ありきの仕事だと、つい「やらされ作業」になってしまうこともある。
そうではなくて、常に「何のためにやっているのか」を考えることが大事だと思っています。
私にとってはその「目的」が仕事のモチベーションになっていますね。
【おまけ:池田のおすすめLINEサービス】
Clova Desk。2歳の子どもがいるんですが、ものすごくウケが良くて。泣いてるときなんかも、アニメの動画を見せると夢中になってますね。
早くからよく喋るようになったのはClovaのおかげかも?(笑)
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