これでわかる!LINE GAMEに関わる福岡の仕事|Game事業室の10の事実。
【お知らせ】2023年10月1日にLINE Fukuoka株式会社からLINEヤフーコミュニケーションズ株式会社へ社名を変更しました。2023年9月30日以前の記事には旧社名で記載しています。
こんにちは、LINE Fukuoka Press編集部のおたねです。
「LINE:ディズニー ツムツム」「LINEバブル2」「LINE POP2」「LINEレンジャー」など、多彩なゲームタイトルを保有し、多くのユーザーを抱える「LINE GAME」。プレイされたことがある方も多いのではないでしょうか?
今回は、そんな「LINE GAME」に携わる、LINE Fukuoka(以下LFK)の「Game事業室」の業務の実態に迫りました!判明した10の事実とともに、Game事業室を紹介していきます!
LINE GAMEに興味のある方、Game事業室に興味がある方 、ぜひ参考に読んでみてください!
Game事業室の10の事実
事実1:LINEは”パブリッシャー”事実8:ゲーマーは意外と少ない!
今回のインタビュイー
Game事業室 Game Directionチーム 土井翼(写真左)
Game事業室 Game Marketingチーム 志摩あき美(写真右)
──早速ですが、LINEのゲーム事業ってどんなことしてるんですか?
土井:ゲームに関わる企業には大きなくくりで「パブリッシャー」と「デベロッパー」があり、LINEは「パブリッシャー」にあたります。
「デベロッパー」はゲームの開発を中心に行っている会社です。一方、「パブリッシャー」はゲームタイトルの企画、宣伝広報、リリースを中心に行っている会社を指します。
LINEのゲーム事業をざっくり説明すると、ゲームタイトルを企画し、「デベロッパー」と協力してゲームを開発、LINE GAMEというプラットフォームでユーザーに届けるという感じです。
LINE GAMEではこれまで130以上のタイトルをリリースし、全世界での累計ダウンロードは8億を超えています。
事実2:Game事業室=「ディレクター」+「マーケター」+「運用担当」
──LINEのゲーム事業の中でLFKのGame事業室が担っている役割は?
土井:東京側や開発会社、さまざまな会社とともにサービスを提供しているのですが、その中でLFKのGame事業室は「ディレクター」「マーケター」「運用担当」という3つの役割を担っています。
簡単にいうと、「ディレクター」はゲーム全体を運営する指揮をとる人。「マーケター」は広告・キャンペーンなどの施策でゲームを成長させる人。「運用担当」はゲームが問題なく24時間稼働できるようモニタリングして問題に対処したり、ユーザーの困りごとを調査・解決する人。という感じです。
事実3:「ディレクター」はゲーム運営全体の指揮官
──土井さんはディレクターということで、ディレクターの業務内容について教えてください!
土井:では、ゲーム内のイベントを例に挙げて説明します。
まず、イベントの概要が東京の企画チームや開発会社から共有されます。実際にイベントを提供するためには、「イベントデータの構築」「バグ検証」「翻訳」「イベントデータの配信」などの前準備が必要になるので、それを各所と連携しながら進めるのがディレクターの仕事です。
イベント開始の際には、ユーザーへの通知やイベントが問題なく開催されているかのチェックも行います。
スマホゲームは短いスパンでイベントが複数走ることもありますし、イベントだけでなく、ゲーム自体のアップデートやキャンペーンなどさまざまなものをコントロールする必要があります。
ということで、 ディレクターはサービスの最前線で、運営全体を指揮し、ユーザーに楽しんでいただけるゲーム環境を提供する役割と言えるかと思います。
事実4:「マーケター」の業務はCMからキャンペーンまで幅広い
──マーケターの志摩さんはどんな業務をされているんですか?
志摩:マーケターはゲームのマーケティング全般を担当します。
大まかには 「戦略の立案」「施策の実行」「効果検証・レポーティング」の3つに分けられると思います。
戦略の立案では、ゲームの収益、DAU(1日あたりのアクティブユーザー)、継続率などさまざまなデータやターゲットユーザー、ゲームタイトルの特性を考慮して、マーケティングの方向性や施策を決定します。
オンライン広告、SNSやLINE公式アカウント、Youtube動画配信、CM、交通広告、キャンペーン、イベント等のオフライン施策など、幅広い選択肢の中からゲームタイトルに合った施策を行っています。
施策の実行も担当するので、キャスティングしたタレントさんとのミーティングをすることもあれば、ゲーム内キャンペーンの景品決めをすることもあります。先日、主婦層のユーザーが多いタイトルで「ルンバ」を景品にしたキャンペーンを行ったところ大好評いただきました!
事実5:ゲームをプレイする時間はそんなにない?
──1日の流れはどんな感じですか?
土井:ゲームは24時間動いているので、朝出勤したら「深夜に何も起きてないよな?」の確認から入ります。
その後は、当日のイベントと長期スケジュールをチェックし、今日やるべきことを再確認します。各所との調整業務が多いのでミーティングをしている時間の割合は多いと思います。連携先は東京や海外拠点が多いため、もしかすると、隣の席の人より遠隔地の方とコミュニケーションをとる時間の方が長いかもしれません。
志摩:マーケターはあまり決まった流れがあるわけではないですね。
日々KPIを追いながら、オンライン広告などのチューニングも行いつつ、半年~1年先にむけた企画を同時に進めています。企画を考えたり、リサーチしたり、関係者と打合せをしたり、日によって動き方はかなり変わります。
──あれ?あんまりゲームはしないんですか?
志摩:一部の分析を行うチームを除いては、業務としてゲームをまとまった時間でプレイすることはあまりないかもしれないです。カジュアルなゲームが多いので、通勤時間や休み時間など、 すきま時間に楽しんでいる人が多い印象です!
事実6:「ディレクター」次第でユーザーの体験が大きく変わる
──ディレクターの業務の面白さ、大変さってどんなところですか?
土井:ゲームの運営でまず大切なことは「ユーザーに安心安全で楽しく遊べる環境を提供する」こと。 サービスの最前線にいるため、良くも悪くも自分次第でユーザーのリアクションは大きく変化します。それは面白さであり、大変さかなと思います。
ルールが非常に複雑なイベントもあるので、その時にどれだけ先回りをしてユーザーの疑問点を解消できるか。イベント告知の内容1つとっても、ユーザーの利便性や満足度が大きく変わることがあります。
あと、ユーザーにアイテムを購入していただく部分もあるので、資金決済法など一部法律の知識が必要なことも大変な点かもしれません。
事実7:「マーケター」はLINEならではの仕掛けができる
──マーケターの業務の面白さ、大変さってどんなところですか?
志摩:マーケターも施策によってDAUが増えたり、ユーザーの反応があるのは面白いポイントだと思います。
別の視点でいうと、 LINEがもともとたくさんのユーザーを抱えており、そのプラットフォームを活用したマーケティングが柔軟に行えるのは面白いです。例えばLINE公式アカウントの活用や、LINEマンガとのタイアップなど。反面、選択肢の幅が広いため、マーケティングプランを0から考えるのは大変です。また、扱う金額の規模も大きいので効果測定も非常にシビアです…
事実8:ゲーマーは意外と少ない!
──Game事業室の方ってやっぱりゲーム好きが多いんですか?
志摩:すごく好きな人も多いですが、軽めに楽しむライト層も結構いると思います。私はライト側です。
LINE GAMEはすきま時間に楽しめるカジュアルなゲームが多いので、ターゲットもライト層が多かったりします。マーケティングという観点では、ターゲットの気持ちが分かることは大切ですし、飲食、ファッションなどゲーム事業以外とのコラボもあるので、一般的な世のトレンドを知っていることも大事だったりします。
土井:たしかに。一方でかなりのゲーマーでゲームの構造から熟知している人もいます。 ゲーマーとライト層がうまく融合している室ですよね。
より良いゲームを作っていく上では、ターゲットに近い人も、そうでない人も両方必要。さまざまな角度からユーザー視点で考え尽くすことが大切なんです。
──どんなバックグラウンドを持った方が多いですか?
志摩:マーケターは他業種でマーケティングに携わっていた方が多いです。Uターンの人が多いのも特徴です。
土井:ディレクターはゲームの構造を理解する必要がある職種なので、ゲーム業界の経験者が多いかなと思います。ただ、ゲーム業界未経験でもWeb/IT業界の経験を活かして活躍している方も増えてきています。
事実9:仕事をゲームに例えるならばパズルゲーム
──無茶振りですが、お二人の仕事をゲームに例えると何ゲームですか?(笑)
土井:ディレクターは仕事を組み合わせてゲームを完成させるという意味でパズルゲームに近いですかね。どれだけ先のピースが見えているのか、次のピースがどんな形をしているのか、自分の枠がいまどんな状態で次のピースはどこに置くのが良いか、それを見極めることが大事なのはパズルゲームと共通していると思います。綺麗にディレクションができて仕事がさばけると、全消しのような快感も味わえる気がします(笑)
志摩:綺麗に答えましたね…
マーケターは育成ありの戦略シミュレーションゲームですかね。
操作コマンドだったり、ストーリーに型がなくて、良い方法を自分なりに見つけていく感じ。
私はそういうゲームが全然得意ではないのですが(笑)
事実10:室内で人気のLINE GAMEは?
──最後に、Game事業室のみなさんに好きなゲームランキングのアンケートをとってみました!
1位は『ジャンプチ ヒーローズ』!!!
2位の『LINE:ディズニー ツムツム』を僅差で抑えての1位となりました。
次に同率で『LINE:ドラえもんパーク』と『LINE バブル2』という結果でした。
これは『ジャンプチ ヒーローズ』俄然やってみたくなりますね。
ただ、タイトル数が多いこともありますが、非常にたくさんのタイトルに票が入りました。運営で携わってきた思い、最初にハマったゲーム、課金しまくった思い出、みなさんそれぞれの思いで投票してくれました。ゲームへの愛は人それぞれですね。
以上、Game事業室の10の事実でした!!!
Game事業室がどんなことをしている室なのか、お分かりいただけたでしょうか?
土井さんのようにゲーム業界出身の方と志摩さんのようにゲーム業界以外の出身の方、さまざまな方が協力し合いながら、仕事を進め、「ユーザーに安心安全で楽しく遊べる環境」を提供していることがわかりました。
わたしもGame事業室で働いてみたいです!
みなさまにも少しでも興味を持っていただけていたら嬉しいです!
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